標高約３２９ｍの金華山山頂にそびえ立つ岐阜城は、斎藤道三公・織田信長公の居城として有名。1567年に、道三公の孫・龍興を倒した信長公が岐阜城を手に入れ、この地一帯を平定た。名前をそれまでの稲葉山城から岐阜城に改名し、天下統一の拠点とした。

織田家ゆかりの寺で1564年に織田信長から寄進された鐘や「楽市楽座」の制礼など貴重な文化財が寺宝として残されている。また、織田信秀が斎藤道三と戦った際の戦死者を葬ったという史跡「伝織田塚改葬地」もある。

岐阜市制120周年を記念して、市民の寄附によりＪＲ岐阜駅北口前広場に、できた「黄金の織田信長公像」。台座までの高さは約８ｍ、像の高さは約３ｍで金箔３層張り。とても目立つため待ち合わせにも使われる。

岐阜の三宮である伊奈波神社。斎藤道三が稲葉山城を居城とするにあたり、現在の地に遷し奉ったといわれている。元、伊奈波神社があった場所は黒龍神社として境内の中にある。山の上の神社らしく非常に雰囲気のある神社。商売繁盛や安産などパワースポットとしても知られている。

斎藤家の菩提寺。斎藤道三とその父・長井新左衛門尉が二代にわたり美濃国を制する拠点とした寺。正式名は、鷲林山常在寺。室町時代は、土岐家守護代として権力を持ち、当時事実上美濃を支配していた斎藤妙椿が建立。後に道三が菩提寺とし、道三以後三代の菩提寺となった。毎年4月の第一土曜日には道三まつりにあわせて「斎藤道三公追悼式」が営まれ、まつりの2日間は無料開放される。

義龍と長良川を挟んで対戦し激闘の末戦死した、斎藤道三の遺体を葬ったとされる塚。以前は崇福寺の付近にあったが、江戸末期に常在寺の住職日椿上人が現在の位置に移動させた。

信長は義昭を岐阜へ招き、居住させた寺。織田信長はこの時。諸国の大名に幕府再興のため、義昭を奉じて上洛する旨の文書を配布し協力を求める。寺内には、絵に描かれた阿弥陀如来像など古い絵画類も多数所蔵され、織田信長と足利義昭が過ごした場所の碑もある。

尾張藩は、毎年長良川でとれた鮎の御鮨を江戸幕府に献上したが、その際、東海道の宮宿で中継して運ばれた道ことにより、御鮨街道と呼ばれるようになった。　 将軍に献上される鮎鮨は、岐阜街道から美濃路に入り、東海道を経由して笠松までを御鮨街道と呼ぶ。

戦国時代織田信長が、信州の善光寺から甲府へ移されていた善光寺の善光寺如来を岐阜へ移し、岐阜善光寺が創建。
その後、本能寺の変で信長が討たれると程なく本尊は岐阜から移されますが、信長の孫 織田秀信によって善光寺如来の分身を岐阜善光寺の本尊として現在も大切にまつられている。

身延山久遠寺を総本山とする日蓮宗の寺院。京都・大本山妙顕寺第８世日広聖人の弟子である、五千院日舜聖人により開山。織田秀信より現在地に寄進され移転。現在地は旧竹中半兵衛屋敷跡であったと伝えられていて、岐阜市の重要文化財。

2012年にオープンした岐阜市でも新しい観光スポット。鵜飼をテーマにした日本初のミュージアム。
伝統的な鵜飼を身近に感じられる展示がされていて、一層興味が深まる。

栄昌院は、織田信長の妹であるお市の方と浅井長政との間に生まれた三姉妹のうち、次女の常高院（初）の菩提寺。
香川に一時期尼僧たちは移り住んだが、明治初期に京極家が祭祀を仏式から神式に改めたため、常高院の位牌とともに尼僧が栄昌院を復興させた。