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2026.03.17
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徳川家の菩提寺といえば東京都港区芝公園にある「増上寺」。
こちらを訪れるなら、大門をくぐってからお参りすることがおすすめ。
今回は、そのワケをお話します。
「増上寺」は、室町幕府が成立して間もない1303年、武蔵国豊島郷貝塚(現千代田区平河町から麹町付近)に開山されました。
開山したのは、浄土宗第八祖酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人です。
「増上寺」は、浄土宗の東国の要として発展していきました。
浄土宗といえば「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)というお念仏。
2024年に、開宗から850年を迎えました。
長く歴史のある宗派です。
宗祖は法然上人。
ご本尊は阿弥陀如来で、教えは「阿弥陀仏の平等のお慈悲を信じ、「南無阿弥陀仏」とみ名を称えて、人格を高め、社会のためにつくし、明るい安らかな毎日を送り、お浄土に生まれることを願う信仰」ということです(浄土宗公式ホームページより引用https://jodo.or.jp/jodoshu/first-time/)。
開山後も主要な寺院として発展した「増上寺」でしたが、徳川家康が関東をおさめるようになり、徳川家の菩提寺となってからは、さらに手厚く保護され、ますます発展していきました。
「増上寺」といえば三解脱門(さんげだつもん)。

上の画像は、修理前に取材した際の画像ですが、令和2025年1月から保存修理工事が始まっており、終了予定は2032年となっているため、その期間は壮大な門をみることが叶わないのが残念です。

三解脱門は、「空門」「無相門」「無願門」の3つ修行の門のことで、煩悩から解脱して覚りをひらくための門といわれています。
この門をくぐると、「むさぼり」「いかり」「おろかさ」といった煩悩から解き放され、阿弥陀様とのご縁が結ばれるとのこと。
修理工事中であっても、ぜひ清らかな気持ちでこの門をくぐり、安らいだ気持ちになりたいですね。
ところで壮大な門の「三解脱門」ですが、この門は実は中門。
別の場所に「大門」があります。
それがこちらです。
三解脱門にくらべるとかなり小さな門です。

大門よりも中門である三解脱門の方が目立ちますが、大門が「増上寺」の正門に当たります。
場所は中門があまりにも壮大なため、うっかりすると見落としがちですが、JR線浜松町駅北口から出て「増上寺」に向かう途中の「芝大門の信号」を目印に向かってください。

下の画像は大門から中門に向かうまでを撮影したものです。
東京タワーの左下が保全修理工事中の中門。
大門から本殿本堂までの道のりは、私たちの住まう世界から極楽浄土に続く道を描いているといわれています。

訪れる際は、ぜひこちらから向かい、三門で煩悩を解脱し、本殿本堂を訪れることをおすすめしたいです。
本殿本堂には阿弥陀仏様がご鎮座されています。
私たちの日々の生活は、さまざまな欲が渦巻いていますね。
現実と少しだけ離れた世界観に浸ることによって、自分の心が浄化されると感じることがあるかもしれません。
「増上寺」に訪れる際は、酉誉聖聰の描いた世界観に没入し、徳川家康の想いに近づいてみてはいかがでしょうか。
【増上寺へのアクセス】
東京都港区芝公園4-7-35
JR線 浜松町駅 徒歩10分
都営地下鉄三田線 御成門駅 徒歩3分、芝公園から徒歩3分
都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅 徒歩5分
都営地下鉄大江戸線 赤羽橋駅 徒歩7分
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 徒歩10分
【拝観料】
無料
宝物展示室に入館される場合
入館料 一般700円(税込)
徳川将軍家墓所拝観とのセット券1,000円
中高生300円(税込)
小学生以下無料
入園時間 平日11時~15時 土日祝10時~16時
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rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
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