武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2022年7月30日記事のため内容が古い可能性があります。

城を巡る 模擬天守の巻:今治城

2022.07.30

模擬天守とは

・城はあったが天守はなかった地に建てられた
・城に天守台はあったが天守はなかった地に建てられた
・城に天守はあったが、往時とは異なる場所に再建された
以上のいずれかに該当する天守を指す。

海水の堀を持つ「海城」今治城

愛媛県今治市にある今治城は、藤堂高虎が築いた海水の堀を持つ海城。
層塔型天守が建てられていたとも天守は建てられていないともいわれており、
1980年に再建された現天守は模擬天守に分類される。

鉄御門

まずは、2007年に復元された鉄御門から中へ入ってゆきましょう。

鉄御門の手前、写真の看板あたりにはかつて高麗門があったとか。
枡形の正面には、勘兵衛石という巨大な石が使われております。

今治城 二の丸

鉄御門をくぐると、目の前には鉄御門とともに復元された武具櫓が。

天守方面に目を向けると、今治城の築城者である藤堂高虎の像も見られます。

山里櫓と御金櫓

西方面へ移動し、北西の出入り口に接する山里櫓へ。

門の外から今治城の石垣と天守を撮影し、一旦二の丸方面へ戻りましょう。

二の丸南東側まで移動し、今治城の築城者・藤堂高虎像の方を振り返るとこんな感じ。

こちら側には、現在現代美術館となっている御金櫓があります。

吹揚神社

本丸へ至る門を通過し、天守へ入る前に、今治城のお隣りにある吹揚神社へ。

神社の裏手へ行くと、今治城の高石垣と犬走りが上から見られる絶景が!

海城の天守からの眺め

天守最上階から北方向を見渡せば、二の丸やら今治港やらが眼下に。
写真中央の武具櫓左横あたりには、海城に海水を引き込んでいる水路もあります。

西方向に山里櫓。門の外にある、海城と陸とをつなぐ橋は、往時は木造だったそうな。

堀と石垣と天守

最後は海に浮かんでいるような海城を、外側から。まずは、東方向から見た御金櫓と天守。

続いては、西南方向から見た美しく高い石垣と天守。

締めは、西側から。堀と天守を見るならば、こちら側からが良いでしょう。

天守は丹波亀山城へ移築されたとの説もあり、未だ謎が多い今治城。
藤堂高虎の層塔型天守はここから始まったのか否か、興味がつきません。

 

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今治城へのアクセス

電車で行く:JR予讃線「今治駅」からせとうちバス乗車、「今治城前」下車後徒歩約5分。
車 で行く:瀬戸内しまなみ海道「今治北IC」から東方向へ約15分

地域カテゴリ

新井 良典

愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。

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