城を巡る 其の九:会津若松城
2016.09.30
赤瓦の名城・会津若松城
別名:鶴ケ城。黒川を若松という名に改めたのは、蒲生氏郷といわれている。
葦名・伊達・蒲生・上杉・保科・松平と、錚々たる大名が治めた地でもある。
幕末の戊辰戦争では、新政府軍の攻撃を1ヶ月間も持ちこたえた要塞であった。
大手門跡
北出丸から、椿坂を渡ると正面に大手門跡。天守も視界に入り、テンションが上がります。
裏側には武者走り。渡櫓へ昇降できるよう、階段状になっています。
天守
櫓跡
月見櫓跡。武器が納められていた場所ですが、櫓にかかる月が美しかったことからこの名に。
茶壺櫓跡。こちらは茶器が納められていたことから名付けられました。
茶壺櫓跡からの眺め
西方面を見れば天守。ちなみに、赤瓦になったのは平成23年春からで、それ以前は黒瓦でした。
北方面には高石垣と廊下橋。20メートルの高さを誇る石垣は、東側における最重要ポイント。
本丸から二の丸へ
本丸北側の埋門を通り、右をみればこの石垣。帯曲輪を通過すれば廊下橋へたどり着きます。
廊下橋を渡り、二の丸から見た高石垣。惚れ惚れする佇まいですねぇ。
鉄門
天守5層からの眺め
東側。本丸や二の丸方面を見渡せます。ちょうど真ん中らへんに茶壺櫓跡もあります。
南側。本丸と帯曲輪を隔てていた、連結する走長屋・鉄門・南走長屋・干飯櫓を堪能できます。
南走長屋・干飯櫓
こちらは干飯櫓内。食料の貯蔵庫でしたが、有事にはこの人形のように敵を狙い撃ち。
出丸の門跡
帯曲輪から西出丸へ続く門跡。西出丸と北出丸は、加藤明成の時代に増築したそうです。
前日はライトアップを堪能し、この日は台風一過の青空で天守を満喫でき大満足でした。
足を伸ばすなら、白虎隊で有名な飯盛山、蒲生氏郷公の墓所・興徳寺もオススメです。
写真で攻める!大人気「城を巡る」その他のシリーズはこちらをクリック
会津若松城へのアクセス
☆ 公共交通機関で行く
JR会津若松駅より路線バスに乗車し「鶴ヶ城西口」下車後、徒歩約10分。
市内周遊バスもあり。
☆ 車で行く
磐越自動車道「会津若松IC」から南方向へ約20分。鶴ヶ城西出丸に有料駐車場あり。
新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
この記事の後によく読まれているおすすめ記事
バックナンバー記事
この記事へのコメントや情報提供をお待ちしています