愛知の城を巡る 山中城
2024.04.20
2017.02.18
2017年2月11日に、名古屋城の石垣修復現場見学会に参加しました!
応募者380名の中から抽選で見学できるのですが、見事に当選。
その時の詳細はこちらのページにあります。
名古屋城伝統の技にふれる2017 石垣修復現場見学会を開催します
初めての石垣の修復現場の見学会で、とても面白かったです!
→<続き記事>名古屋城の石垣修復現場見学会に参加しました! その2はこちら
石垣修復会は10時と13時半の2回。
この日は雪が舞っていて、特に私が参加した午後の部は雪が割りと激しく降っていました。
途中で止んだので、そこまでではありませんでしたがかなり冷えました。
今回の修復場所は、本丸搦手馬出(ほんまるからめてうまだし)。
普段は関係者以外入れないところをヘルメットかぶって入ります。
修復中、一次避難させている石からわかることと、昔は庭園だった庭の堀底の修復現場の見学の2ヶ所を、2班にわかれて交代で見学します。
まず見せていただくのは、修復中、一次避難させている石です。
築城してからも、定期的に石垣は修復されていました。
石でいつ修復したかの年代がわかるそうです。
割れ目にそって穴を入れるのですが、修復年が新しくなるとその穴が小さくなるという傾向から、穴の小さいものは修復した石垣と言えるとのこと。
そしてこの黒い線が斜めに入った石。
石に対して垂直に線を引くのが通常という前提で見ると、石を斜めに使ったという形跡がわかるそうです。
石垣から石を外して、地面に平置きすると線がずれるというのを示してます。
こちらは石垣の修復のときに間に挟んでいたもの。
石ではなく、鋳物で職人さんが打ち付けて強くした頑丈なものです。
触ってみましたが、ずっしり重いです。
このように刻文もたくさん入っています。
名古屋城の石垣の特徴ですね。
取り出した石垣にはマークなどが入っていることもあるので、消えないようにシートをかけて保護しています。
これは堀の中にキレイに並んでいました。
石垣の中に入っている石を間近でみることはそうそうありません。
こんなにたくさんの石が入っていて、石の種類や跡から年代がわかるとは。
次回は堀底に入って、石垣の修復工事の説明を聞いたことをお伝えします。
→<続き記事>名古屋城の石垣修復現場見学会に参加しました! その2はこちら
<名古屋城関連記事>名古屋城の見どころ・グルメ・フォトスポット情報などはこちら
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名古屋高速1号楠線 「黒川」 出口から南へ8分
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北村美桂
岐阜県出身。東海三県の歴史旅ブログ「カツイエ.com」の運営を行うWebライター。
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