城を巡る 其の八:松本城
2016.08.07
美しき「黒」宝・松本城
大天守・乾小天守・渡櫓・辰巳附櫓・月見櫓からなる連結複合式天守。別名:烏城
現在は国宝に指定されているが、明治時代まで天守が傾いた状態だったことから、
「貞享騒動」で磔になった多田加助の怨念によるものだという伝説があったという。
天守と内堀
本丸と二の丸跡をつなぐ埋橋付近から。私が訪城した時は埋橋へ入れませんでした。
埋橋付近からとともに、定番の角度から。どこから見てもカッコいい。
黒門
一の門。ちなみにこの黒門は、名古屋城の渡り櫓門を参考に作られたそうです。
本丸
本丸から仰ぎ見る天守群。青い空と緑の芝に、天守群の黒と白が映えて本当に美しい!
大天守と左方に見えるこの月見櫓と辰巳附櫓は、江戸時代に後づけされました。
駒つなぎの桜
加藤清正が江戸から熊本への帰路の途中、松本城を訪れた際に駒をつないだといわれる桜木。
大天守
2階。現存12天守にはおなじみの、急な階段。一番急な階段は、なんと角度61度!
最上階からの眺め。芝の中に見える仕切ってある箇所が、本丸御殿跡です。
辰巳附櫓
兵装品の展示と花頭窓。変わった形の窓ですが、天守建築では格式の高い窓とのこと。
月見櫓
開放的な明るい月見櫓。舞良戸を外すと、優雅に月見を楽しむスペースに早変わり。
太鼓門
二の門(高麗門)。黒門と同じく、門と門の間に四角いスペースがある枡形門です。
一の門横にある巨石は玄蕃石。威厳を保つため、門付近に巨石を配置するそうです。
訪城当時、二の丸御殿跡と埋橋が工事中で入れなかったのが残念でしたが、天守群の美しさには大満足でした。
夏の新緑に映える姿も良いですが、次回は雪化粧をした姿もぜひ見てみたいですね。
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松本城へのアクセス
住所:長野県松本市丸の内4−1
☆ 公共交通機関で行く
JR「北松本駅」下車後、徒歩約10分。
JR「松本駅」下車後、徒歩約15分。
☆ 車で行く
長野自動車道「松本IC」から東方向へ約15分。周辺に有料駐車場あり。
新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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