100名城を巡る「金山城」
2024.09.28
2022.01.16
かつては天守が存在した城に再建するもののうち、
資料が乏しいため他の天守を参考に再建したり、
資料はあるものの異なる外観で再建された天守を指す。
別名:小峰城、小早川城。神奈川県小田原市にある平山城。
北条氏の居城として有名で、難攻不落の城ともいわれていた。
1960年に天守が再建され、その後常盤木門の復元などもされている。
小田原駅東口から出て、少し先にあるお堀端通りを南進。
お堀がある右手に見えてくるのが、この小ぶりな二の丸隅櫓です。
さらに南に進むと、東側の入口である馬出門が目前に。
門の内部は枡形となっており、内冠木門の先には馬屋曲輪が広がっております。
こちらは、待機所である大腰掛や馬をつなぐ馬屋があった馬屋曲輪。
二の丸へ至る玄関口として機能した、重要な曲輪だったといわれています。
南東隅にある櫓跡から見る馬出門とめがね橋も良い感じですね。
二の丸方面へ行く前に、少し西へ進み南側の入口である箱根口の方へ。
馬屋曲輪の隣には御茶壺曲輪があり、大賀ハスが広がる南堀もあります。
馬屋曲輪まで戻り、二の丸表門にあたる銅(あかがね)門へ。
住吉橋を渡り門をくぐると、広い枡形と堂々たる櫓門がお目見え。
櫓門をくぐり、銅門広場からの一枚と広場にある土塀模型の写真も一枚。
銅門広場の模型がある場所を北側に進むと、御殿があった二の丸跡が。
最初に外側から見た隅櫓、内側から見るのもお忘れなく。
二の丸の次は、西へ進み本丸方面へ。階段の先には常盤木門があります。
曲輪を隔てる東堀切には、菖蒲や紫陽花が植えられているそうな。
そして、本丸へ至る正門として城内で最も堅固につくられた常盤木門へ。
1971年に再建された門ですが、それ以上の歴史を感じさせる威容です。
常盤木門を抜け、復興天守のある本丸へ到着。ほぼ外観復元の再建ですが、
最上階に廻縁(まわりえん)を足してあるため、復興天守とされています。
ちなみに、天守復興前の天守台上には観覧車があったとか。
さらに、本丸にはかつて動物園があり、現在もニホンザルがおります。
こちらは天守最上階の廻縁からの眺め。八幡山古郭や石垣山城方面などが見渡せます。
最後はライトアップ。馬出門と天守を一枚ずつご覧あれ。
次の機会には、広範囲に渡る「総構え」の跡も巡ってみたいものです。
次回は、城だけでなく錦帯橋も有名な山口県にあるあのお城へ。
写真で攻める!大人気「城を巡る」その他のシリーズはこちらをクリック
電車で行く:「小田原駅」より南方面へ徒歩約10分。
車 で行く:東名高速道路「大井松田IC」より、南方面へ約30分。
地域カテゴリ
新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
関東地方の記事
この記事の後によく読まれているおすすめ記事
バックナンバー記事
この記事へのコメントや情報提供をお待ちしています