武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2018年4月17日記事のため内容が古い可能性があります。

関ヶ原駅から徒歩8分。戦況が変わった「徳川家康最後陣地」

2018.04.17

関ヶ原駅から徒歩5分のところにある「陣場野公園」に、「徳川家康最後陣跡」という史跡があります。
ここは、最初に陣を張った桃配山から、石田三成本陣の笹尾山の近くまで陣を移動させた場所です。
この場所で松尾山の小早川秀秋に発砲を命じたと言われ、戦況を大きく動かすことになった場所でもあります。

陣跡であり首実検の場にもなった

陣場野公園はとても大きな公園で、広場の中に神社、そして陣跡があります。陣跡は、徳川ののぼり旗が立っているのですぐにわかります。

合戦後はこの場所で、東軍が討ち取った首級の実験が行われました。

家康はここで床几に腰掛けて指示をして、合戦を勝利に導いたということで、後に合戦後の整備を任された竹中家が土塁でその場所を囲んで、中央に土壇を築きます。土壇には「床几場徳川家康進旗験馘處」という石碑があります。
床几場は国指定の史跡となり、文化財カードにもラインナップされいるほど。


関ヶ原の合戦で決着がつき、大阪に進軍すべく夜は大谷吉継の陣跡で野営したという徳川家康。
翌日には小早川、脇坂など西軍から寝返った武将たちを先鋒に、石田三成の佐和山城を攻めるよう命じます。

岡崎城を改築し、逃亡中の石田三成を捕らえた田中吉政が近江の地理に明るいことでアサインされ、軍艦として井伊直政がついての佐和山城攻めとなりました。
その田中吉政の陣跡は、最後陣地の目の前にあるので、合わせて見学することをおすすめします。

徳川家康最後陣地へのアクセス

住所:関ケ原町大字関ケ原959-2

<電車>
JR東海道線「関ヶ原駅」徒歩8分

<サイト>
http://battle-of-sekigahara.pref.gifu.lg.jp/shisekiseibi/progress/tokugawa-rearguard/

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北村美桂

岐阜県出身。東海三県の歴史旅ブログ「カツイエ.com」の運営を行うWebライター。

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