武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2016年1月21日記事のため内容が古い可能性があります。

京都の「御土居」で、豊臣秀吉の街づくり力を感じよう

2016.01.21

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御土居とは、豊臣秀吉が京都に作った土塁のこと。この土塁は、外敵の来襲と鴨川の氾濫から市街を守るために、天正19年(1591年)作られたものです。

その土塁が今でも数カ所残っていて、重要文化財として大切に保護されています。
ブラタモリでもタモリさんが訪れ、観光客も増えているスポットです。

京都市内にいくつも確認できる御土居跡

京都市のホームページによると、御土居の規模の大きさがわかります。

 台形の土塁と堀(堀の一部は川,池,沼を利用)からなり,その延長は22.5キロメートルに及び,東は鴨川,北は鷹ヶ峯,西は紙屋川,南は九条あたりにそって築かれました。土塁の内側を洛中,外側を洛外と呼び,要所には七口を設け,洛外との出入口としました。鞍馬口,丹波口などの地名はその名残です。

現代は家などが建設され、御土居の跡は一部ですが9箇所で確認できます。

京都市:御土居

ブラタモリでも放送された大宮御土居へ行ってみた

9ヶ所あるうち、有名なものは北野天満宮の中にある御土居、平野御土居、大宮御土居です。
中でも大宮御土居は残っている部分がかなり大きいので、見応えがあります。

実際にその形をこの目で見ると、豊臣秀吉の街づくり計画がよくわかります。
この御土居を作るのにたくさんの労力、お金を投入したというだけありますね。

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ブラタモリでもタモリさんがここを訪問したこともあって、一番注目されている御土居なのではないでしょうか。

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ここはカギがかかっていますが、目の前のお菓子屋さん「光悦堂」さんでカギを借りて入ることができます。
この用紙に必要事項を記入。

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カギをあけて入ります。

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ちなみに、「御土居餅』なるものも販売。

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プレーンとよもぎです。

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山のような土塁に感動

入ってみると土塁の大きさに驚きます。

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身長165センチの私で比べてみてください。相当な高さであることがわかると思います。

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秋に行ったのでところどころ紅葉。

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奥に行くとさらに御土居の跡のような谷があります。
ここはカギがかかっています。

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デカイ…
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この上には登ることもできます。

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これが一番上の景色。

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上から見た光悦堂さん。それほど高さはありません。

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ここで御土居餅を食べてみることにしました。

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素朴な味で美味しいです。

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大宮御土居へのアクセス

住所

北区大宮土居町

公共交通機関をご利用の場合

バス停「玄琢下」下車

■京都市バス
・1号系統
・6号系統
・北1号系統

最寄り駅地下鉄「北大路駅」から1.8Km

 

関連ランキング:和菓子 | 北大路駅北野白梅町駅鞍馬口駅

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北村美桂

岐阜県出身。東海三県の歴史旅ブログ「カツイエ.com」の運営を行うWebライター。

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