100名城を巡る「金山城」
2024.09.28
2016.03.21
鶴岡八幡宮は大分県宇佐八幡宮、京都石清水八幡宮と並んで、三大八幡宮のひとつで、鎌倉時代を代表する神社です。
鎌倉時代が滅びるとともに衰退したものの、武家政権の神として大切にされていたようで、豊臣秀吉が奥州平定に向かう途中に、この鶴岡八幡宮に立ち寄り、徳川家康に造営を命じ、1592年に若宮を修理したという記録が残っているそうです。ご本殿は徳川家斉が造営しました。
徳川家康は上杉討伐に向かう途中に戦勝祈願として、この鶴岡八幡宮を参詣したようです。徳川家康は結果的に、会津で上杉を討伐することにはなりませんでしたが、関ケ原の合戦で勝利を手にしたので、この参詣の御利益があったといえますね。
鶴岡八幡宮は、境内へと向かう段葛や、源頼朝の子で三代将軍源実朝を暗殺する際に公暁が隠れていたといわれる「隠れ銀杏」、静御前ゆかりの舞殿など見どころがたくさんあります。
段葛といえば、今は二の鳥居から境内までの参道だけが残っていますが、鎌倉八幡宮に参拝の際は、ぜひ一度一の鳥居にも足を向けてみてください。鶴岡八幡宮は、鎌倉駅東口を左方向に向かいますが、右方向、由比ガ浜の方に向かうとすぐに見えるのが一の鳥居です。
この段葛は、由比ガ浜から、まっすぐに鶴岡八幡宮に向かっています。源頼朝が、北条雅子の懐妊時、安産を願って道をまっすぐにしたそうですよ。
徳川家康もこの参道を通ったのでしょう。上杉討伐に向かう途中に立ち寄ったのですから、鶴岡八幡宮に祀られている守護神に絶大なる信頼をおいていたのでしょう。
一番奥に見えるのが一の鳥居、次に見えるのは歩道橋。そして二の鳥居、三の鳥居。
そして、三の鳥居の正面には太鼓橋。以前は渡ることができましたが、今は通行禁止。
「隠れ銀杏」で有名な大銀杏は2010年の台風の際に折れてしまったことで有名になりました。その後たくさんの人々の力で、今また新しく芽吹いている銀杏の木は、パワースポットとしても人気があります。
倒木してしまった元の木
新しく芽を出した新木を守る
徳川家康は、源頼朝を大変尊敬していたといわれています。
その源頼朝と源実朝をお祀りしている白幡神社も鶴岡八幡宮内にあります。御社殿は黒塗りで重厚感たっぷり。ひっそりとした場所にあるせいか、あまり知られていませんが凛として素敵な神社です。
JR「鎌倉駅」東口から徒歩10分
江ノ電「鎌倉駅」から徒歩10分
「横浜横須賀道路・朝比奈I.C」から5㎞
宝物殿 拝観料 200円
当宮は康平6年(1063)源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰り、源氏の氏神として出陣に際してご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりです。
御祭神
応神天皇(おうじんてんのう)
比売神(ひめがみ)
神功皇后(じんぐうこうごう)
例祭日:9月15日
〒248-8588 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
TEL 0467-22-0315
※鶴岡八幡社Webサイトより
rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
関東地方の記事
徳川家康の記事
バックナンバー記事
この記事へのコメントや情報提供をお待ちしています