愛知の城を巡る 山中城
2024.04.20
2019.12.27
全23回で連載してきましたこのシリーズ。
最後は、各回からお気に入りの一枚を選んで締めたいと思います。
天守のライトアップと迷った末、一階のこの写真を選出。
たまたま展示物のない時期に行き、建築物としての美しさを堪能できました。
彦根城のお気に入りは、お隣の佐和山城跡から城郭を見渡す一枚。
天守はもちろん、本丸から西の丸に伸びる石垣がたまりません。
本丸から本丸御殿とともに見る天守か、詰門付近から見上げる天守か…
甲乙つけがたいのですが、石垣も見られる後者を選出しました。
弘前城からは、石垣修復のため天守台から移動している天守。
2021年度に元の位置に戻る予定とのことで、このお姿が見られるのもあと僅か。
二の門跡からの眺めと、苔がむした藤兵衛丸の石垣と迷いましたが、
石垣と現存天守、一枚で二度おいしい前者を選出しました。
丸岡城で一番好きなのが、天守二階から三階に上がるこの階段。
現存天守といえば急な階段がつきものですが、ここは特に素晴らしい!
これが、夢にまで見た雲海!
刻々と高さを変える雲海は幻想的で、時間を忘れて見とれていました。
丸亀城といえば、高く美しい石垣。三の丸北側のこの一枚を選出しました。
大手門や玄関先御門から見上げる天守と石垣が次点。
ライトアップによって、黒と白がお互いを引き立てているお姿。
黒い城というイメージが強い松本城ですが、白もきれいなんです。
今回、一枚を選ぶのが一番難航したのがこのお城。
最終的に、素晴らしい屏風折の石垣と天守群が見えるこの写真を選出。
遠くから見ても近くから見てもよし、こちらも強豪揃いだった姫路城。
その中から選出したのは、おめでたい日の出と天守群の写真。
ここは迷うことなく、ライン大橋から見た一枚を選出。
附櫓以外の見どころを網羅できる、贅沢な角度だと思っております。
「城を巡る 現存天守の巻」、お付き合い頂きありがとうございました!
来年からは心機一転、新シリーズをお送りしたいと思います。
新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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