愛知の城を巡る 山中城
2024.04.20
2022.06.12
・城はあったが天守はなかった地に建てられた
・城に天守台はあったが天守はなかった地に建てられた
・城に天守はあったが、往時とは異なる場所に再建された
以上のいずれかに該当する天守を指す。
愛知県小牧市にある、織田信長が美濃攻めに際し築いた城。
1968年に山上の模擬天守(小牧市歴史館)が開館した。
2016年頃、続日本100名城に選定される直前に行った時の写真です。
大手口もありますが、この時は南口から→搦手から山上へ行きました。
南口から少し進み、左前方面の小牧山を見上げます。
現在、麓には情報館である「れきしるこまき」があります。
こちらは、南側と東側につくられた出入口である虎口。
小牧・長久手の戦いの際に徳川方がつくったもののようです。
城内最大面積を誇るこの曲輪が、織田信長の居館跡といわれているとか。
城の北側にあるのが搦手。小牧山城駐車場はこちら側にあります。
いざ、搦手口から山上へ。2016年当時の登城路はこんな感じでした。
こちら側にも虎口があるので、虎口ファンはお見逃しなきよう。
10分ほどで主郭へ到着。以前の訪城時より、主郭全体がかなりきれいに。
現在は、さらに整備が進んでいることでしょう。
最後は、最上階からの眺めをご紹介。南側遠方に見えるは名古屋駅の建物群。
天気が良い日は色々と見えますので、訪城時は望遠装備をオススメします。
写真は順に、望遠レンズで撮影した岐阜城・犬山城・名古屋城・清洲城。
愛知県尾張旭市にある、新居城に築かれた模擬天守。
1978年に「旭城」の名で勤労者福祉施設として建てられた。
尾張旭市にある城山公園の南側、道路沿いに作られたのがこの天守。
歴史上不明な点の多い城らしく、天守ももともとなかったようです。
天守の北側には新居城があったとされており、土塁などの遺構が。
「城はあったが天守はなかった地に建てられた」ので模擬天守となります。
今回から開始する「模擬天守シリーズ」。初回は小牧山城と旭城でした。
模擬天守は数が多いので、今後も二基ずつご紹介してゆきたいと思います。
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電車で行く:名鉄「小牧駅」より、西方向へ徒歩約25分。
車 で行く:名神高速道路「小牧IC」より、南方面へ約10分。
電車で行く:名鉄「尾張旭駅」より、北西方向へ徒歩約10分。
車 で行く:名二環「引山IC」より、北東方面へ約15分。
新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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