江戸の警備組織 「江戸町奉行所」は東京の有楽町にあった!
2024.01.23
2016.07.03
大奥
大奥といえば、沢尻エリカさんが美し過ぎたTVドラマ「大奥」はとても有名ですね。
よしながふみさんのコミック「大奥」(白泉社)は、男女逆転の歴史絵巻として根強い人気です。
この大奥は、たくさんのヒロインを輩出していますが、今回は、大奥の姫という観点ではありません。
お局様の存在
今の時代も使われ続ける言葉「お局様」。その「お局様」として力を発揮した春日局のお話です。
春日局は、徳川秀忠の次男、徳川家康の孫である徳川二代将軍家光の乳母として有名です。
春日局、本名は斎藤福。このお福は徳川家康に救われて江戸城に上がり、家光の乳母として徳川家に仕えました。
お福が江戸城に上がるまでは本当に波乱万丈。(別の機会にご紹介します。)この時代に生きる女性は皆、潔く凛々しく、かっこいい! 見習うべき存在です。
ところで江戸城大奥。
もっと端的に言ってしまえば「お世継ぎ」を存続させるための私邸。(いい過ぎでしょうか。)
正直なところ、平成に生きる私たち女性にとっては腑に落ちない存在の大奥です。
(画像右側が江戸城本丸大奥のあった場所)
この江戸城大奥は、初代将軍徳川家康のときから城内に存在していたそうですが、その時はまだ、政治をする場所と私的な場所との線引きがはっきりしていなかったそうです。
そこで、二代将軍秀忠が「壁書」というきまりを制定し、政治の執務と私邸をはっきりと分けました。
その後、春日局が組織的な整備を行い大奥が確立というわけです。
三代将軍家光は女性が苦手?
春日局がなぜ大奥を確立させたのにはきちんとした理由があります。
大奥の目的は「お世継ぎ」の存続。そのためには家光に子どもが授からなくてはいけません。ところが、当の家光は御台所の孝子と不仲だったこともあり、なかなかお世継ぎが授かりませんでした。
それを心配して家光に側室を紹介したことから、側室たちを管理するという意味で大奥の体制が整っていきました。
決まり事をつくらなければ、いろいろな揉め事になるだろうことは簡単に予想できますよね。
何といっても、男の子を授かった姫は国母となれるわけですから。
浅草観音参り
あるとき、春日局が浅草観音にお参りに行った帰り道、市中でみつけたのがお蘭。
お蘭は、家光の寵愛を受け、お楽として側室になり大奥に上がりました。
このお楽が、四代将軍家綱の母です。
浅草観音は浅草寺とも呼ばれて、いつでも多くの観光客や地元の方々で賑わっています。
徳川家康により、幕府の祈願所として定められたお寺です。
徳川家康由来だけではなく、国母になる女性をみつけるきっかけになった浅草寺は、間違えなくパワースポットだといえますよね。
浅草寺がパワースポットたる所以を、このように、ちょっと変わった角度からみても面白いかもしれません。
そして、帰りがけに「ピン! 」と来る人にであったら、それは幸運のお知らせかもしれません。
みなさまに、よいご縁が結ばれますように・・・。
東武スカイツリーライン 浅草駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線 浅草駅より徒歩5分
つくばエクスプレス 浅草駅より徒歩5分
都営地下鉄浅草線 浅草駅A4出口より徒歩5分
拝観料 無料
皇居 東御苑 東京都千代田区千代田
東京メトロ 大手町駅
開苑時間 原則として月曜日と金曜日以外の各日
午前9時~午後4時45分(4月15日~8月末日)
午前9時~午後4時15分(3月1日~4月14日、9月1日~10月末日)
午前9時~午後3時45分(11月1日~2月末日)
入苑は閉苑の15分前まで。
入場無料
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rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
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