武将像を巡る:立像 其の二
2020.07.17
2016.06.01
福井県にある丸岡城は現存12天守閣の1つ。最古の建築様式を持つ平山城で、天正4年(1576年)に柴田勝家の甥である柴田勝豊が築いたお城です。
別名を霞ヶ城といい、桜の季節の景観は見事で全国から人が訪れます。
そんな福井の名城、丸岡城へのアクセス方法をご紹介します。
住所こそ、福井県坂井市ですが福井市のすぐお隣。JR福井駅の京福バス乗り場から「丸岡線」に乗車し、約40分で到着します。
バス停の名前も「丸岡城」で、下車、徒歩約5分とすぐ。30分に1本程度で来るので、待ちぼうけ時間も心配ありません。
また、車で行く場合もJR福井駅からは30分程度で到着しました。レンタカーを駅で借りて、他の観光名所を回るのもおすすめです。
私は名古屋から特急しらさぎで福井駅まで行き、JRの駅レンタカーを利用して丸岡城へ行きました。他の場所にも行きたかったので、レンタカーを使いましたが、丸岡城で1日回るとなればバスで十分です。
高速の場合は、北陸自動車道丸岡ICから、約5分。国道8号線「一本田中第2」交差点から東方へすぐです。
笏谷石の鬼瓦。これは当時城主の権威を表すものとしての役割を果たします。こちらは阿吽を表現したものになります。
東は阿形、西は吽形の鬼瓦があるのですが、西のほうは木があってうまく写真が撮れませんでした。
丸岡城の見どころはベランダのように天守から張り出していて、天守の石垣を登ってくる真下の敵に石を落としたり、弓や鉄砲を撃ったところ。写真は一階部にあるベランダ状の石落としです。
急なはしごを登って行くと、
天守台からはこのような景色が拝めます。
あまり高さもなく、それほど城としての機能も備わっておらず「強そう」な感じはしませんが、石落としなどの攻撃要素はしっかりとあります。大きな内堀に囲まれた城なので、なかなか敵も攻めにくい立地だったことが感じられます。
丸岡城のある坂井市は日本一短い母への手紙などの、日本一短い手紙の発祥の地。
そのため、近隣には資料館なども併設されています。
この手紙の発祥となったのは、徳川家康に使えた、本多作左衛門重次が、長篠の戦い中に妻に宛てた短い手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」と送ったエピソードから。本多作左衛門重次の息子、お仙は後に丸岡藩主になりました。
そんな丸岡城にまつわる人のエピソードから、あのベストセラーが生まれたのです。
時間がある時にはぜひよってみてはいかがでしょうか。
また、せっかくだからシッカリと案内して欲しいという方は、丸岡城ボランティアガイドさんを頼ってみるのもおすすめです。
申し込みはコチラから、最低でも1週間前までに依頼をすることがルールです。
ガイド料は無料ですが、ガイド冊子などの購入の協力はお願いしたいそうです。
住所:坂井市丸岡町霞町1-59
電話:0776-66-0303
<電車・バスでのアクセス>
JR福井駅から 京福バス丸岡線本丸岡行 40分
北陸自動車道丸岡IC下車 5分
<入場料>
・大人300円/小中学生150円
北村美桂
岐阜県出身。東海三県の歴史旅ブログ「カツイエ.com」の運営を行うWebライター。
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