続100名城を巡る「滝山城」
2024.11.28
2017.09.18
東京十社のひとつ 品川神社
品川駅から京浜急行下り線各駅停車に乗り換え、進行方向に向かって左側の席に座ると
動き出してすぐに、「品川神社」が見えてきます。
京浜急行の各駅停車はこの辺りを走るときはとてもゆっくりと走るので、
意識していれば確認できる「品川神社」は東京十社のひとつでもあります。
下車駅は「新馬場」
「新馬場」という駅で下車し、南口改札を出ると「品川神社」はすぐ目の前にあります。
この「新馬場」は「しんばば」ではなく「しんばんば」と読みます。
みごとな鳥居は双龍鳥居
歩道沿いにある鳥居は石造りですが、なんだかゴツゴツとした感じ。
よくみると、この鳥居には龍の彫刻がありました。
鳥居に龍の彫刻は珍しいです。
右が降り龍、左が昇り龍の双龍鳥居です。
上野東照宮でもご紹介しましたが上野東照宮の唐門にも「昇龍」「降龍」の彫刻があり、
徳川家康ゆかりの神社仏閣では、門などに龍を見かけることがあります。
上野東照宮では、立派な人物ほど頭を下げるということから下を向いている龍を「昇龍」といい、
上を向いている龍を「降龍」といいました。
品川神社では、上に向かっている龍が「昇り龍」です。
この鳥居の「昇り龍」は下の方から、今にも力強く上に向かっていくような迫力です。
そして、右手の「降り龍」は「よく来たね。」と向かい入れてくれてるような、
しかし邪心があるものを見極めるような、そんな威厳を感じます。
土砂降りの中で参拝
「この神社に行く。」決めた前々日。天気予報では曇りの予報でした。
家を出発したときも傘は必要ありませんでした。
しかし!
途中から電車には大粒の雨が当たり始めました。
新馬場に着いたときには土砂降りです。ものすごい豪雨。
雨が苦手な私は、うんざりするかと思いましたが、以外にも軽快な足取り。
そして双龍鳥居の前に来て、さらに気分は上々。
なんだか不思議な気持ちでした。
鳥居が三つ
鳥居をくぐって、しばらく行くとまた鳥居がありました。
その奥にもあります。
雨で湿っていた鈴を少し大きめに振って「シャリン、シャリン。」と参拝です。
参拝が済み、社務所に行くと「天下一嘗(てんかひとなめ)の面」というものがありました。
レプリカです。
お面は置くところに困るので「お面の根付け」を購入してきました。
「天下一嘗の面」は徳川家康が関ヶ原の戦いの出陣の際、この品川神社に必勝祈願され、合戦ののち勝利の御礼として奉納した面なのだそうです。
この品川神社には、このほか「葵神輿(あおいのみこし)」というものがあります。
こちらも「天下一嘗の面」と一緒に徳川家康が奉納したものだそうです。
「葵神輿」は大変貴重なもので品川区の指定有形文化財になっており、「宝物殿」にあります。
宝物殿は、公開されている時期が決まっているので今回は見ることができませんでした。
富士登山信仰 登山口もあった!
品川神社には、このほかコンパクトに富士登山ができるような山道があったりして、見どころ満載の神社でした。
そして、後から知ったことですが、
神社にお参りに行って大雨に降られるのはよいことなのだとか。
禊ぎの雨といって、その神社に歓迎されたということだそうです。
なんて、素敵!
有り難いことです。
実はこの品川神社の横には、もう一つ絶対にお参りしたい場所があります。
そのことについてはまた次回に・・。
東京都品川区北品川3-7-15
京浜急行 新馬場駅 北口徒歩1分
入場料 無料
宝物殿
開館日 正月期間
6月の例大祭期間中
11月中の土・日・祝日
入館料 無料
※上記以外にも神社行事などに影響がない場合は見学できることもあります。
その際は、事前予約が必要です。
rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
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