信長・秀吉・家康と三英傑にゆかりのある「大徳寺」をご紹介
2024.07.30
2022.07.11
東京から京都に向かう新幹線。
京都に着いたと感じるのが、窓からみえる「東寺」を目にした時。
教王護国寺は、通称「東寺」と呼ばれ、多くの観光客に親しまれると同時に、
京都のシンボル「五重塔」が佇むお寺です。
空海が真言密教の根本道場としたお寺で、徳川家康とも関係の深いお寺です。
東寺に着くと、大きな門「南大門」が迎えてくれますね。
東寺の境内の中に入ると、夏なら、ものすごいセミの声がして、会話が成り立たないほど。
それくらい木々が多く、それでいて清々しい空気感を感じさせてくれるのが東寺です。
東寺は、平安京を守るためのお寺として建立されました。そして空海が下賜され、真言密教の根本道場となったのです。
東寺には、国の重要文化財である講堂があります。
講堂には大日如来を中心に密教尊が並び、まず中央には大日如来を中心に五体の如来像が、
そしてその右側に金剛波羅密多菩薩を中心に五体の菩薩像、左側に不動明王を中心に五体の明王像、さらに須弥壇に、梵天・帝釈天像、須弥壇には四天王像が置かれています。
この講堂の後ろに食堂(じきどう)という建物がありますが、この中がすごい!
東寺のこの食堂にある「木造四天王立像」、私は何度見ても怖いです。
その怖さというのは、おそらく四天王の迫力。悪いことはしていないのに、
何か叱られているような気がして、急に「ひとり反省会」をしたくなる気持ちになります。
でも、その怖さは、ある意味自分の気持ちを凛とさせてくれるものでもあるので、
東寺を訪れたときには、何度目でも足を運んで「身を清めに」行きます(笑)。
そして、「また京都に来ることができました。ありがとうございます」
と、ご挨拶をします。
ところで、この東寺は、徳川家康が豊臣家を滅ぼそうとする計画で改修が行われました。
その改修が行われたのが「南大門」です。
徳川家康は、豊臣秀吉が豊臣秀頼のために残した財産を使わせようと、いろいろと寺などの改修を行わせました。
そのひとつが東寺の南大門です。
調べれば調べるほど、策士の徳川家康の足跡がみつかります。世の中を統治する人物は、本当に賢いです。
京都市南区九条町1
市バス 当時東門前 徒歩すぐ
拝観料:金堂、講堂は各500円
拝観時間:8:30~16:30
(3月20日~9月19日8:30~17:30)
無休
rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
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