足跡を巡る 武田信玄の巻:後編
2022.08.14
2019.12.27
全23回で連載してきましたこのシリーズ。
最後は、各回からお気に入りの一枚を選んで締めたいと思います。
天守のライトアップと迷った末、一階のこの写真を選出。
たまたま展示物のない時期に行き、建築物としての美しさを堪能できました。
彦根城のお気に入りは、お隣の佐和山城跡から城郭を見渡す一枚。
天守はもちろん、本丸から西の丸に伸びる石垣がたまりません。
本丸から本丸御殿とともに見る天守か、詰門付近から見上げる天守か…
甲乙つけがたいのですが、石垣も見られる後者を選出しました。
弘前城からは、石垣修復のため天守台から移動している天守。
2021年度に元の位置に戻る予定とのことで、このお姿が見られるのもあと僅か。
二の門跡からの眺めと、苔がむした藤兵衛丸の石垣と迷いましたが、
石垣と現存天守、一枚で二度おいしい前者を選出しました。
丸岡城で一番好きなのが、天守二階から三階に上がるこの階段。
現存天守といえば急な階段がつきものですが、ここは特に素晴らしい!
これが、夢にまで見た雲海!
刻々と高さを変える雲海は幻想的で、時間を忘れて見とれていました。
丸亀城といえば、高く美しい石垣。三の丸北側のこの一枚を選出しました。
大手門や玄関先御門から見上げる天守と石垣が次点。
ライトアップによって、黒と白がお互いを引き立てているお姿。
黒い城というイメージが強い松本城ですが、白もきれいなんです。
今回、一枚を選ぶのが一番難航したのがこのお城。
最終的に、素晴らしい屏風折の石垣と天守群が見えるこの写真を選出。
遠くから見ても近くから見てもよし、こちらも強豪揃いだった姫路城。
その中から選出したのは、おめでたい日の出と天守群の写真。
ここは迷うことなく、ライン大橋から見た一枚を選出。
附櫓以外の見どころを網羅できる、贅沢な角度だと思っております。
「城を巡る 現存天守の巻」、お付き合い頂きありがとうございました!
来年からは心機一転、新シリーズをお送りしたいと思います。
新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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