どこにいた家康 Vol.46 大坂城
2023.12.02
2021.10.16
かつては天守が存在した城に再建するもののうち、
資料が乏しいため他の天守を参考に再建したり、
資料はあるものの異なる外観で再建された天守を指す。
別名:千亀利(ちきり)城など。大阪府岸和田市にある輪郭式平城。
小出秀政の時代に本格的な城郭となり、岡部宣勝らが改修を行った。
1954年に現在の天守が、1969年に多門櫓・隅櫓・櫓門が再建される。
まずは、南西側の駐車場から再建された大手櫓門の方へ。
内部からも一枚。二の丸と本丸をつなぐという重要な位置にあった門、
往時もこのように堅固な姿かたちをしていたのでしょうか。
大手櫓門をくぐると、本丸へ至る道は左右二手に別れています。
2016年に行ったときは工事中でしたが、左手からは天守入口へ一本道だとか。
今回は右手を進み、隅櫓を内部から見がてら本丸の方へ。
隅櫓から少し進むと、本丸の向こうに復興天守がお目見え。
向かって右側が大天守、左側の小天守が入口というつくりになっております。
天守前には、諸葛亮の八陣をテーマにつくられたという「八陣の庭」が。
『三国志』好きの心もくすぐられる、一風変わったモニュメントですね。
大手櫓門を出て、本丸を左手に見ながら堀沿いを歩いてゆきましょう。
まずは隅櫓と、岸和田城を象徴する遺構である石垣下の犬走りを堪能。
南側から東側にまわりつつ、天守・石垣・堀そして犬走りを眺めてゆきます。
ちなみにこの犬走り、移動のためではなく石垣補強のためにつくられたそうな。
こちらは大手櫓門の北にある、かつては二の丸だった二の丸公園あたり。
市役所の裏手にあたるこの階段を下ると、二の丸跡石垣の方へ。
公園内には、二の丸御殿を模したというトイレなどがあります。
最後は二の丸跡の西に移動し、展望ポケットパークなる場所へ。
ここから、二の丸跡の堀や石垣、隅櫓跡の名残などが見られます。
北側に広がるのは、城下町の街並み。高さがないので一望は出来ませんが、
折り重なる屋根というのもなかなか味がありますね。
北側からの二の丸跡石垣を見忘れたので、また行きたい城の一つです。
次回は広島県、バラのまちとして有名な地にたつあのお城へ。
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電車で行く:南海電鉄「蛸地蔵駅」より北東へ徒歩約5分。
車 で行く:阪神高速4号湾岸線「岸和田南IC」より、東南方面へ約5分。
地域カテゴリ
新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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