100名城を巡る「金山城」
2024.09.28
2016.11.17
大河ドラマに出てくる何となく怪しいあの人は
淀殿の叔父に当たる「織田長益(おだながます)」です。
織田信長の弟ですね。
織田信秀の十一男で有楽斎如庵と号す大名であり茶人です。
大河ドラマの中で、「これくらいおだてておけばよかろう。」
なんて言ったりして、嫌な感じでしたね。
いつの時代も、出る杭は打たれます。
それに怯むことなく、うまく世の中を渡っていける知性と勇気は
この時代にも必要なことだったようです。
真田信繁も、大阪城では個室ではなく相部屋にしてもらうなど
反感を買わないよう策を立てていましたね。
さて、織田長益という人物ですが、関ヶ原の戦いでは東軍に属して戦いました。
西軍の大将の首を2つも捕るほどの活躍で、その後も豊臣家に仕え、
淀殿を補佐し、政治的にもかかわりを持っていたようです。
寝返り?
大坂冬の陣では、淀殿を補佐しながら豊臣家を支える中心人物として戦った有楽斎は、
夏の陣後に豊臣家の危機を感じると、冬の陣の前に家康、そして秀忠に
豊臣側は自分のいうことを聞かない、豊臣家に仕えても意味がないといいました。
これを境に、有楽斎は大阪城への登城はせず、豊臣家を離れることになりました。
こうして徳川家に属した有楽斎。
家康はこういった「寝返る?」者を丁重に扱う人物だったようで、
その後江戸でも茶人として名の知れた人物として活躍することができました。
家康からは、数寄屋橋御門のあたりのお屋敷をいただいたので、
この場所は「有楽原」と呼ばれるようになりました。
ちなみに有楽斎は江戸にでる前は大阪にも住んでいたことがあります。
そのため、大阪にも以前有楽町という地名があったそうです。
(現在は地名に改められているそうです。)
最近の有楽町は土日にマルシェも開催されています。
実は各地のアンテナショップもたくさんあり楽しい有楽町。
大阪のアンテナショップは、小さいながらも大阪感満載です。
たこ焼きとビールセットなどもありました。
有楽町はもはやサラリーマンの街ではなく、誰もが楽しめる街です。
駅構内には有楽大黒天様が祀られています。
そして、高額当選者が毎年多数でることで有名な西銀座チャンスセンターも
この有楽町駅からすぐのところにあります。
JR有楽町駅 アクセス
山手線、京浜東北線をご利用ください。
rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
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