武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2016年2月13日記事のため内容が古い可能性があります。

徳川家康創建 愛宕神社 その出世の石段を上ろう

2016.02.13

愛宕神社といえば、女優・杏さんと俳優・東出昌大が結婚式を挙げたところとしても有名になった神社。

愛宕神社は、1603年徳川家康の命によって創建

虎ノ門ヒルズなど高層ビルがたくさん並ぶオフィス街の中にあります。

 

IMG_012019

 

見上げるような石段

高層ビルが立ち並ぶ中にあるので、わかりにくいのですが、実は東京23区内で一番高い山の頂上にある神社なのです。(といっても標高25.7m)ですから、神社を参拝するには一般的に長い石段を上って行くことになります。

この石段は、下から見上げると本当に急で長いのです。一息に上りきるのは、なかなか大変なことです。また下るとなれば、手すりなしでは尻込みしてしまうような、そんな階段です。

 

石段の逸話は・・

さて、この階段を馬で上り下りした者がいるというのです。その名は、四国丸亀藩の家臣、曲垣平九郎(まがきへいくろう)です。

三代将軍徳川家光が、愛宕神社の下を通ったとき、愛宕山の頂上に咲いていた梅の花があまりにも美しかったので、家臣たちに馬でとってくるようにと言ったというのです。そんな無茶なことを、と思うような勾配です。誰もが尻込みをするのも当然です。が、平九郎は馬を走らせ階段を上り、梅の枝を手折り、また下って家光に梅を献上したのだそうです。徳川家光は大変喜んで、平九郎を日本一の馬術の名人として称えたということです。

IMG_0108

このお話は、実は講談「寛永三馬術」の中の一席「愛宕山梅香の誉れ」によるもので、このお話から愛宕神社の階段は「出世の石段」と呼ばれるようになったということです。

 

創建は徳川家康

徳川家康が創建した愛宕神社は、出世にまつわるものではなく、防火の神様として祀ったもので、主祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)です。

1

21

IMG_0116

徳川家康によって創建された神社なのですが、そのことよりも講談の一席に出てくる階段が有名になっている愛宕神社を徳川家康はどのように思っているのでしょうね。

 

けがの功名?

ちなみに筆者、増上寺から愛宕神社に向かうときに迷子になりました。

みつけた入り口がここ。

IMG_0100

途中にあったお地蔵さまや

g

調べてもわからなかった3本の塔があり、

IMG_0103

出世の石段は、どこから始まるの?と怯えているうちに・・・、

ここに到着。

IMG_0104

あれ?

IMG_0106

着いちゃったのかも。

 

 

愛宕神社へのアクセス

東京メトロ日比谷線「神谷町駅」より徒歩5分

東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」より徒歩8分

都営三田線「御成門駅」より徒歩8分

JR「新橋駅」より徒歩20分

都営バス 渋88(東京八重洲口~渋谷駅)「虎ノ門三丁目」下車

都営バス 東98(東京駅南口~等々力)「愛宕山下」下車

 

武将カテゴリ

地域カテゴリ

rico

教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。

この記事へのコメントや情報提供をお待ちしています

ログイン してコメントを投稿して下さい。
ユーザー登録がお済みでない方は 登録画面 にて登録後、コメントを投稿して下さい。

東京都の記事

人気記事

PR

武将名や合戦場所などで検索

地域カテゴリ一覧

徳川家康の記事

バックナンバー記事

次の10件を見る

戦国武将の生涯をたどる
  • 信長公の生涯をたどる

    天下布武その生涯をめぐる
    <勝幡〜清洲〜岐阜〜安土>

  • 秀吉公の生涯をたどる

    日本一出世 その生涯をめぐる
    <名古屋〜長浜〜大阪〜京都>

    豊臣秀吉年表へ
  • 家康公の生涯をたどる

    天下泰平までの道のりをめぐる
    <岡崎〜浜松〜江戸〜駿府>

    徳川家康年表へ
  • 加藤清正年表へ