武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2016年10月16日記事のため内容が古い可能性があります。

姫たちの武将愛 vol.5 「淀殿」を書籍やコミックから知る

2016.10.16

秀吉と淀殿の子

コミックには史実に基づいて描かれたものがいくつもあります。

大和和紀さんのコミックもそのひとつ。

現在も雑誌連載中のコミックです。

DSCN3340

この作品の中には秀吉と淀殿のことも描かれています。

こちらはフラワーコミックスの「華の姫~茶々ものがたり」

DSCN3354

DSCN3355

ところで・・・、

豊臣秀吉と淀殿との間には、二人の子どもがいました。

一人は秀吉が53歳の時に生まれた鶴松、もう一人が秀頼です。

秀頼が生まれた時、秀吉は57歳でした。なかなかのご年齢です。

現代でも、石田純一さんのように60歳を過ぎても子どもを授かる方がいらっしゃるので、

男性の年齢をどのように見るかは、専門家ではないのでわかりません。

けれど、平均寿命が50歳前後といわれていた当時で57歳にして父親になった秀吉に、

「本当の父親?」と疑惑がついてしまうのは仕方がないともいえますよね。

そして、そんな秀吉よりも淀殿にはさらに厳しい目が向けられたのではないでしょうか。

秀吉も淀殿もお気の毒です。

たくさんの女房がいた淀殿。

女房の中には淀殿をよく思っていなかったものもいたでしょう。

きっと淀殿の出産を喜ぶよりも、出生の秘密を詮索することに夢中になっていたものもいたかもしれません。

「拾丸殿(秀頼の幼名)って本当に太閤殿下の子なのかしらね・・・。」

余計な噂話には、今も昔も花が咲くものです。

ムック本にも記事になっています。

DSCN3342

秀頼はいったい・・・。

秀頼は、いったい誰の子だという説があるのでしょう。

その一人が豊臣家の家臣大野治長(おおのはるなが)です。

DSCN3345

(「イシュタルの娘」大和和紀作・講談社 コミックの一部を撮影)

この説はコミックや歴史雑誌などにも掲載されるほど有力視されている話のようです。

この大野治長の他にあげられているのは、祈祷などに訪れていた僧侶です。

これらの話は、文献により確認されたものだそうですが、絶対とはいえません。

文献自体に間違いはないかもしれませんが、その文献が実は事実をもとにしてできた創作、

つまり作り話だったということも考えられます。

今となっては本当のことはわからないのです。

 

知らぬが仏

けれど、本当のことなんて実はどうでもよいことなのかもしれません。

皆さんは、ご自身が淀殿だったらどうでしょうか。

私だったら「秀頼は秀吉の子である」と心に決めるだろうと思います。

淀殿は秀吉の妻であり、自分の存在は豊臣を守るためにあるのです。

この時の淀殿に必要なことは「秀吉の子どもの母であること」です。

DSCN3344

(「華の姫」わたなべ志穂作・フラワーコミックの一部を撮影)

まさに淀姫の武将愛です。

初めて出産した子どもを幼くして亡くした淀殿。

その悲しみはどれほどのものだったか。

そして、生まれた秀頼。

そこにあるのは「秀吉の子として生まれた」ことだけです。

秀頼を出産し、その先淀殿が秀頼とわが身を失うまで。

溺愛といわれてしまうような行動で、共に歩んでいた淀殿の心は

「失うことの怖さ」ゆえだったのではないかと思うととても辛いですね。

切ないです。

 

淀殿は秀頼が全て

結果的に淀殿のしたことはよかったということはできません。

けれど、淀殿を「愚か」とは言ってはいけないような気がするのは私だけではないと思っています。

そしてもちろん「秀頼は秀吉の子である」と一番に願ったのは秀吉に違いないと感じています。

淀殿のことなど歴史を知る手掛かりになるコミックは小学生向きもなかなか楽しいです。

DSCN3341

DSCN3343

DSCN3339

書籍もいろいろありますね。「大阪の陣と豊臣秀頼」

DSCN3337

 

武将カテゴリ

noriko

はじめまして。徳川秀忠とお江夫妻のファンnorikoです。 ライティングの仕事をさせていただいています。 読んでくださった方が、当時に想いを馳せることができるような、そんなコラムを書いていきたいと思っています。

この記事へのコメントや情報提供をお待ちしています

ログイン してコメントを投稿して下さい。
ユーザー登録がお済みでない方は 登録画面 にて登録後、コメントを投稿して下さい。

人気記事

PR

武将名や合戦場所などで検索

地域カテゴリ一覧

豊臣秀吉の記事

この記事の後によく読まれているおすすめ記事

バックナンバー記事

次の10件を見る

戦国武将の生涯をたどる
  • 信長公の生涯をたどる

    天下布武その生涯をめぐる
    <勝幡〜清洲〜岐阜〜安土>

  • 秀吉公の生涯をたどる

    日本一出世 その生涯をめぐる
    <名古屋〜長浜〜大阪〜京都>

    豊臣秀吉年表へ
  • 家康公の生涯をたどる

    天下泰平までの道のりをめぐる
    <岡崎〜浜松〜江戸〜駿府>

    徳川家康年表へ
  • 加藤清正年表へ