100名城を巡る「金山城」
2024.09.28
2018.01.26
湯島天満宮といえば、学問の神様菅原道真を思い出しますね。
また「湯島天満宮」というよりは「湯島天神」の方が馴染みがあるかもしれません。
東京周辺に住んでいる受験生やその家族は、この湯島天満宮へ合格祈願に足を運ぶ方も多いようです。
そんな湯島天満宮に初めて行ってみました。
湯島天満宮は「湯島天神」と呼ばれることの方が多いと先に記しましたが、特に近くにお住まいの方にとって「天神様」といえば「湯島天神」のこと。
例えば横浜在住の私は「八幡様」といえば「鶴岡八幡宮」、「お大師様」と言えば「川崎大師」のことをいうように、その地域で暗黙の了解を得ている呼び方というものがあるもので、「天神様」もそのひとつといえます。
ただ「天神様」は菅原道真のことをそう呼ぶので、全国各地に「天神様」があるため、湯島の天神様は「湯島天神」ですが、他の地域に行けば違う場所が「天神様」ということになります。
ところで「天神様」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?
私は「通りゃんせ」の歌です。あの「行きはよいよい、帰りはこわい」の歌詞が怖かったことを思い出します。けれど、歌詞に出てくる「こわい」は「辛い、大変」などを意味する方言だという説があるとか。つまりお参りに行く階段やそこまでの道のりが大変だということかも? ということです。
こちらの湯島天満宮は「行きも帰りもこわくありません。」
牛?
湯島天満宮には「牛」がいます。湯島天満宮にいる牛は「撫で牛」」と呼ばれ、たくさんの方々に撫でられてピカピカに光っています。
自分の体の悪いところと同じところを撫でるとご利益があるといわれているそうです。
そういえば、巣鴨のお地蔵さまも撫でられてピカピカでした。
そうそう、大阪に行ったときに私もビリケンさんを撫でました。ビリケンさんもピカピカしていますよね?
日本人は「撫でる」が大好きなようです。
学問の神様をお祀りしている湯島天満宮のどこが徳川家康につながっているかは、徳川家康に興味を持たれている方は、もう気づかれたかもしれません。
徳川家康はお勉強が大好きです。1478年に太田道灌が湯島天満宮を再建した後、1590年に徳川家康が江戸城に入る際に、徳川家康は湯島天満宮に朱印地5石を与えました。江戸で学問が栄えることを願ってのことだそうです。
ちなみに、朱印地とは領地朱印状によって認められた寺社の領地のことです。
今、とても人気のある「御朱印集め」で押していただける朱印は、この公的文書である印判状、領地朱印状に押された朱印です。
湯島天満宮の建物には江戸時代らしい彫刻がたくさんありました。
霊獣といい、色使いといい徳川家康好みです。
徳川家康の願いは叶ったようです。東京は学問でも東の中心地。多くの大学が点在しています。
がんばれ! 受験生!
東京都文京区湯島3-30-1
JR 京浜東北線 御徒町駅 徒歩8分
東京メトロ千代田線 湯島駅3番出口 徒歩2分
東京メトロ銀座線 広小路駅A4出口 徒歩5分
東京メトロ丸の内線 上野御徒町A4出口 徒歩5分
※近隣に有料の駐車場があります。
拝観料 無料
宝物殿
開館時間 9時~17時(入館16時30分まで)
入館料 一般500円
高・大学生300円
小・中学生200円
rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
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