100名城を巡る「金山城」
2024.09.28
2018.09.25
JR川崎駅、京急川崎駅から歩いて10分足らずのところに「東海道かわさき宿交流館」という施設があります。
平成25年10月にオープンした建物は、大きくはありませんが新しく清潔で、
江戸を感じる魅力的なエントランスです。
私が入館しようとしたときに、すれ違ったカップルの女性が、
「ここ、泊まれるの?宿だって。きれいだね。」
などと言っていたのもわかるような? 気もしました。
さっそく中に。
自動ドアが開くと、右手に川崎の名産、お土産が並んでいます。
そして、左手には江戸時代の「万年屋風お休み処」があります。
そのわきには、川崎宿を旅する人の様子がリアルに表現されています。
「万年屋風お休み処」では、畳に座って映像を観ることができますよ。
映像の内容は「六さんの川崎宿今昔物語」。
六さんの語り口が楽しい子どもも楽しめるお話です。
ちなみにこの「万年屋」さん。
本当にお茶やお団子をいただくことはできません。
2階は江戸時代へのタイムスリップが楽しめるフロアになっています。
床には川崎宿の絵地図が描かれていて、いくつかの絵地図にちなんだ説明ボックスがところどころにあります。
川崎宿の大きなジオラマは、横から見ても上から見ても楽しむことができます。
私が、横からの写真を撮っていると、ボランティアのガイドさんが、
「この模型はね、ここ。
ここから撮るのが一番おすすめなんですよ。」
と教えてくれました。
なるほど。
確かに、よりリアルに撮ることができます。
実物大「旅の道具」もある!
「旅の道具」
というものも置いてありました。
江戸時代、五街道を旅するにはこのような格好でお出かけしていたんですね。
私も着てみたら? と勧められましたが、恥ずかしいので遠慮しました。
でも、旅の恥は掻き捨てといいますから、こちらに行かれたら、ぜひ試してみてくださいね。
「かぶりもの」もあります。
さらに「六郷の渡し」という記念撮影スポットまであります。
これはお酒では? お酒を持って旅をした人はいないとは思いますが。
東海道は、関ヶ原の戦いで政治的実権を握った徳川家康が、自身の政治的支配力を強めるために整備したといわれる五つの街道のひとつです。
東海道の起点は日本橋ですね。
そこから最初の宿場が品川宿。その次に当たるのが川崎宿です。
品川宿も、川崎宿も当時は武蔵国。
そして品川宿から川崎宿に行くには、川を渡らないと行くことができません。
川崎宿に入るために絶対不可欠の「六郷の渡し」。
ここが川崎宿の大きなカギのひとつとなっています。
東海道かわさき塾交流館、楽しく江戸を学べるスポットのひとつです。
神奈川県川崎市川崎区本町1丁目8番地4
JR東海道線 川崎駅下車 徒歩10分
京浜急行 京急川崎駅下車 徒歩6分
開館時間 9:00~17:00
休館日 月曜日(休日御場合は開館し、その直後の休日でない日)
12月29日~1月3日
入館料 無料
rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
関東地方の記事
徳川家康の記事
バックナンバー記事
この記事へのコメントや情報提供をお待ちしています