続100名城を巡る「滝山城」
2024.11.28
2018.10.20
1950年
この年に豊臣秀吉が徳川家康に「関八州」を与えるといったこの一言は、
その後、江戸が発展していくうえで、とても重要な一言だったのだなあと
実感することが多々あります。
もちろん、その後、関ヶ原の戦いで家康軍が勝利することも、大坂の陣で勝利することも、
どれもなければ、この一言の意味は何もなくなるの訳ではありますが・・・。
それでも、秀吉が家康を脅威に思い、大阪よりも遠くに離れさせようとし
「関八州」を与えるといったことは、残念ではありますが秀吉にとっては
裏目にでることになりました。
この1590年に家康が江戸城に入場した際、信頼していた譜代家臣内藤清成に
授けた江戸屋敷の一部が、今この「新宿御苑」として残っています。
この内藤清成の屋敷がある場所は、現代でいうと、
東が四谷、西が代々木、南は千駄ヶ谷、北は大久保という場所にあります。
これは、のちに江戸を拠点に西に伸びる青梅街道と甲州街道、
そして鎌倉街道が交差する重要な場所なのです。
200円の入場料を収め入場券をいただき、「新宿御苑」を散策しました。
ゲートを抜けようとすると警戒音が鳴りました。
私です。
入場の仕方を間違えていました。
皇居は、係員の方に半券をお見せするという形で入場できるので、
なんとなくその感覚でいました。
ところが、こちらは皇居より少し近代的です。
ゲートでバーコードを読み取ってもらわないと入場できません。
皆さんも入場の際には、ご注意を。
中に入ると、大きくて太く立派な木々が出迎えてくれます。
美しいビルが・・。
この日は、秋真っ盛りだというのに夏のような暑さ。
それでも、空の青さは真夏の青ではなく少しうすい青。
やっぱり秋なんだなあ・・という感じでした。
そして、その見上げた空に映えるのは真白で近代的なビル。
いったい何のビルだろうと調べてみました。
するとこれはNTTドコモ代々木ビル。
緑の広大な芝生、大きく立派な木々。青い空。真白なNTTドコモ代々木ビル。
こんな素敵な風景に出会えたことに感謝の気持ちになりました。
東京には江戸築城当時の史跡が形を変えて、たくさん残っています。
新宿御苑もそのひとつ。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
レモンやパパイヤ、オオオニバスまである温室もあります。
東京都新宿区内藤町11
開園時間 9:00~~16:00(16:30閉館)
温室 9:30~15:30(16:00閉館)
休園日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)
入場料 大人200円 小中学生 50円 幼児無料
JR・京王線・小田急線 新宿南口下車 徒歩10分
西武新宿線 西武新宿下車 徒歩15分
都営新宿線 新宿三丁目下車 C1・C5出口 徒歩5分
rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
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