武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2018年10月24日記事のため内容が古い可能性があります。

店主の豊⾂秀吉愛が炸裂!出生の地中、村区に誕生した1日1組限定の宿「Show和の宿つちや-豊臣の隠れ茶の間-」に行ってきました

2018.10.24

みなさん、豊⾂秀吉は名古屋⽣まれだということは、ご存知ですか?
⼤阪のイメージが強い豊⾂秀吉ですが、実は 名古屋市中村区(尾張国中村)が豊臣秀吉出生の地、その地に

Show和の宿つちや-豊⾂の隠れ茶の間-」という、豊⾂秀吉への
愛があふれる宿があるとききました。
豊⾂秀吉好き、戦国好きなら気になって仕⽅がないですよね。

 

豊臣秀吉の生誕地、その史跡を巡るマップはこちらから

 

店主の豊⾂秀吉への偏愛ぶりが独創的すぎる

その投稿、その名も「つちコレ」の一部をご覧ください!

 

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今日のツチコレ。最近は和柄というよりも秀吉公色が強くなりつつあるのはここだけの話(笑)今回はなんと、秀吉公ゆかりの蜻蛉燕柄の陣羽織仕様のティッシュケース。何だかティッシュを使うのも恐れ多いことに。これを販売しているのはInstagramを通してお知り合いになった東北の「奥州王」さんという戦国グッズ、甲冑、陣羽織など製作販売しているショップさん。実はこの柄ではない別のある有名な柄の陣羽織もお願いしてます。出来上がりが楽しみですね。 http://ousyuuou.webcrow.jp/sp/index.html #ツチコレ #和柄 #和 #陣羽織 #ティッシュケース #奥州王 #戦国武将 #豊臣秀吉 #蜻蛉燕陣羽織 #Show和の宿つちや #太閤殿下

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今日のツチコレ。ツチコレ的お宿、Show和の宿つちや~豊臣の隠れ茶の間~に遂にご用意。戦国一の出世頭、豊臣秀吉公の着ていたとされる富士御神火文黒黄羅紗陣羽織。かなり格好いいです。おもてなし武将隊の太閤殿下もこの柄の陣羽織着てます。今回東北の奥州王さんに特注で作ってもらいました。これを着たら出世間違いなし??お宿で着ていただけるように用意してます。 #富士御神火文黒黄羅紗陣羽織 #陣羽織 #奥州王 #豊臣秀吉公 #太閤殿下 #秀吉 #名古屋の宿 #ツチコレ #豊臣 #戦国 #戦国武将 #戦国シリーズ #出世

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豊⾂秀吉愛がダダ漏れです(笑)

どんなお宿でどんな店主なのでしょうか。
豊⾂秀吉愛を感じに宿を取材してきました!

あ、想定通りにガチでした!!と先にご報告致します。
それではどうぞ!

100%豊⾂秀吉な宿、中村区の「Show和の宿つちや」

地下鉄東山線 本陣駅から徒歩5分。
豊臣広場の真裏に「Show和の宿つちや-豊臣の隠れ茶の間-]
がありました。

オーナーの手彫りという看板にはひょうたん模様が。
さっそく豊⾂秀吉です。

「こんにちは」出迎えてくださったのは店主の土屋造さん。
作務衣姿と、足元は豊⾂秀吉靴下で登場!SNSでの靴下茶会で使われたアレですね。

早速玄関に入ると、階段があります。
その壁面一面には豊⾂秀吉が天下統一するまでの道のりが年表形式でずらっと!
もうこの階段だけで愛が伝わりました。

「この階段は出世階段といって、秀吉さんみたいに登れば登れほど出世する縁起のいい階段なんです」

出世階段頂上の豊⾂秀吉は撮影スポットとのことで、宿泊のお客さんのほとんどがこちらで写真を撮るそうです。
撮影用の陣羽織4種類、1つだけ同じ中村区生まれの加藤清正の陣羽織も。

特におすすめの陣羽織を土屋さんに着ていただきました。
「秀吉公が愛用した「富士御神火文黒黄羅紗陣羽織」のレプリカとしてオーダーメイドで作ってもらいました。やはり背中の富士が特徴的ですよね」 ・・・豊⾂秀吉愛ダダ漏れです(笑)

出世階段の後ろには、織田信長のわらじを温めて取り立てられた逸話をモチーフ化したものが!

名札は藤吉郎。この時はまだ木下藤吉郎時代。このあたりの時代背景もちゃんと反映しているあたり本物の豊⾂秀吉ファンと思われます。
ぞうりには、のぶなが と書いてある細かい演出も。
土屋さんいわく「わざわざ名前なんか書かないと思いますけど、一応遊び心ということで(笑)」

部屋に行く前だけでもこんなに豊⾂秀吉グッズがありました。

すると、カウンターの後ろの扉から奥様が。

なんとこのお宿、元は2世帯住宅だったお宅を改装して土屋さんファミリーのご自宅とお宿と区切られているのです。

またここは1日1組限定なので、宿スペースにあるものは基本的に自由に利用できます。
例えば洗面所には乾燥機付きのドラム式洗濯機が、お風呂は広めの内風呂で、シャンプーは和柄がかわいいものが並んでしました。

お⾵呂には豊⾂秀吉感がないのはなぜ?って思ったら、浴槽がひょうたん型でした(笑)
また和を見て、感じて、体験できる宿というコンセプトでもあり、お風呂につかりゆったりと和を感じていただける空間を作っているのです。

だから温泉気分でお⾵呂⽤晩酌セットまで置いてあるのですね。
「いえいえ、これは歯磨き用のコップです(笑)」

こちらはクローゼット兼ドレッサーコーナー。

部屋着は作務衣とこだわりの着られるフリースはひょうたん柄が刺繍してあります!かわいいですね。

和と豊臣秀吉を感じる部屋

どんなお部屋なのかワクワクします。

和室のすぐ横にも洗面スペースがありました。

さっそくお部屋に案内いただきました。

お部屋はびっくりするほど広い!
豊⾂秀吉=金、派手というイメージでしたが、豊⾂秀吉っぽい金色が使われていてもシックにまとめられていて居心地のいい空間でした。

 

金色がアクセントのテーブルランナーが敷かれた机。
60インチのテレビはモニターとして兼用していて、会議で利用する方も多いのだとか。

和を感じるということで、懐かしい日本のおもちゃも用意されています。

真ん中の和室は布団を敷く部屋。5組布団が敷けるくらいの広さです。
そして、お部屋の窓の外は桜の木があります。

 

春になると公園に桜の花が一面に咲き、窓いっぱいに桜を楽しめます。
こちらは桜が満開のときの写真です。部屋からこの桜を眺める時の気分は、どんなものだろうと想像が膨らみますね。

「秀吉といえば北野天満宮での茶会と桜醍醐の花見のイメージはありませんか?
秀吉を象徴する桜は窓からだけではなく、ふすまの唐紙にも桜があしらわれていますので、お部屋内でも桜が⾒られますよ。」

ふすまにも満開の桜。

優雅な気分になれます。

しかも取手はひょうたん模様。細かいところまでこだわっていました。

その隣は茶室が。炉が切ってあり、その上に電気式の炉を置いてお茶会をすることもできるそうです。
まさにこれが「豊臣の隠れ茶の間」の由来。

豊⾂秀吉と言えば茶の湯。戦場ではなく、武器を持たない茶室は、精神鍛錬をしたり、腹を割って話せる場所として政治の密談にも使われたといいます。
武力ではなく政治力も使って天下統一を果たした豊⾂秀吉を象徴するのが、茶室なのでしょうか。
密談したいときにも使えそうです。

中村区は豊臣秀吉ゆかりの地であることを知ってほしい

そもそもなぜこの宿を開業することになったのでしょう。
少し宿開業までのことをを伺いました。

オープンは2017年12月3日。元は名古屋駅のほうで3代続く「つちやホテル」を経営していましたが、新たに場所と業態を変え、1日1組の豊⾂秀吉感あふれる宿を作ったのだそう。

本当は2018年8月8日にオープンすべく行動していたのですが、行動力が勝って予定より早く完成することに。
「待ちきれずオープンしちゃったんですよ」

その時に近隣には豊臣秀吉ゆかりの神社「豊国神社」があり、生誕の碑、名古屋市の秀吉清正記念館もある。
宿泊を通して「秀吉がこのエリア出身であることを知ってほしいですし、中村区の秀吉観光も楽しんでほしい」
その思いが詰まった宿なのです。

お客様は戦国ファンの方、外国人観光客をはじめファミリーやグループも多数利用しているとのこと。

戦国ファンの⽅は豊⾂秀吉が⼤好きで、部屋を⾒ただけでテンションがあがっていたそうです。
また、歴史好き、和を感じたい外国⼈の⽅以外では家族3世代での旅⾏で利⽤したり、女性グループ
で利⽤したり、時にはレンタルスペースとしても貸し出していて会議や撮影、懇親会などさまざまな使い⽅をされているのだとか。

特にお子様連れのファミリーには人気で、1組だけならお子様が泣いても、走り回ってもOKなのだとか。
でも、隣はご自宅では?
「うちにも小さな子供がいるので、お互いさまです。気にしないでくださいねとお伝えしています」

しかも小さな子供には必須の「畳」。転がり放題、添い寝もしやすく、安心安全にお子様と過ごせると人気です。

土屋さんにこれからやりたいことを伺うと、「中村区のまち歩きマイスターになって、宿泊しているお客様に中村歴史散歩でお客様を案内したい」とのこと。
お話を聞いていて、本当にお客さんを喜ばせたいという気持ちが伝わりました。

豊⾂秀吉と同じくサービス精神の塊なのでしょうか。宿泊料は平日は30000円、土日祝日は40000円。予約は早めが安心です。

 

<中村区の豊臣秀吉関連情報はこちら>

豊臣秀吉の誕生の碑がある!名古屋市中村区の「豊国神社」

足跡を巡る 豊臣秀吉の巻:其の一

 

中村区「Show和の宿つちや-豊臣の隠れ茶の間-」へのアクセス

公共交通機関をご利用の場合

<地下鉄> 東山線 「本陣駅」 下車 7番出口より徒歩 5分

<車をご利用の場合>カーナビの目的地設定の際には、住所をご入力ください

名古屋市中村区道下町1丁目16-2

「Show和の宿つちや-豊臣の隠れ茶の間-」公式サイトはこちらから

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北村美桂

岐阜県出身。東海三県の歴史旅ブログ「カツイエ.com」の運営を行うWebライター。

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