愛知の城を巡る 山中城
2024.04.20
2019.11.23
修復・改築・元の素材を用いての再建などを経て、
江戸時代からその姿を残している天守のこと。
日本全国で、該当するのは12城のみ。
別名:白帝城。愛知県犬山市にある、国宝の複合式望楼型平山城。
1537年に織田信長の叔父、信康により築城されたと言われている。
1617年から成瀬氏が城主となり天守を増築・改修し、現在の姿となる。
名鉄犬山駅で下車し、西へ。500mほど歩いて右へ曲がると城下町へ入ります。
1枚目は高札場や火の見櫓があったとされる場所、2枚目は天守方面の写真。
こちらは、三の丸跡の武術稽古場跡。現在はからくり展示場になっています。
城下町通りを北へ抜けると、見えてくるのが針綱神社。
もともとは、現在天守がある付近に鎮座していたそうです。
ここから進路を西へ。木曽川にかかるライン大橋から天守を遠望!
こちらは橋の真ん中辺りから。
「後ろ堅固」と言われた北側の鉄壁具合がよくわかりますね。
ライン大橋から戻り、犬山城前広場へ。ここから本丸の方へ行きましょう。
中御門跡を左手に少し進むと、空堀が目の前に見えてきます。
空堀の横には矢来門跡。門は移築され、現在は礎石があるのみ。
右側には、現在三光稲荷神社となっている松の丸へ続く門跡もあります。
緩やかなカーブの先には、黒門跡。こちらも礎石があるのみ。
矢来門とともに枡形を形成し、ここで敵を足止めしていました。
入城券売り場の手前にあったのが岩坂門跡。
左手上方には鉄砲櫓があり、ここで石垣に見とれていると狙い撃ちに。
本丸への最後の門である本丸門。現存ではありませんが、なかなかの風格ですね。
こちらは本丸から。この門の2階部分に百名城スタンプが置いてあります。
本丸から見る天守。遠くから見ても、近くから見ても素晴らしい。
飾りでつけられた最上階の花頭窓、高欄の下にある唐破風など見どころ満載!
左側から見れば石落とし、右側から見れば付櫓が天守に華を添えます。
天守の東側にある七曲門跡。ここにも味のある石垣が。
北側の景色もよく見えることから、見晴門とも呼ばれていました。
11月現在、天守は保存修理工事中。これはこれで見に行きたい。
次回後編は、天守内部と移築門などをご紹介してゆきます。
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電車で行く:名鉄「犬山駅」より北西へ徒歩約15分。
車 で行く:名古屋高速「小牧北IC」より北方向へ約30分。
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新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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