愛知の城を巡る 山中城
2024.04.20
2019.12.13
修復・改築・元の素材を用いての再建などを経て、
江戸時代からその姿を残している天守のこと。
日本全国で、該当するのは12城のみ。
別名:白帝城。愛知県犬山市にある、国宝の複合式望楼型平山城。
1537年に織田信長の叔父、信康により築城されたと言われている。
1617年から成瀬氏が城主となり天守を増築・改修し、現在の姿となる。
いよいよ天守内へ。こちらの写真は、今年12月の初めに行ったときのものです。
天守の耐震工事は、2019年末まで行われる予定とのこと。
靴を脱ぎ、穴倉から階段を登って一階へ登ってゆきましょう。
階段を登り右側を見れば、附櫓の内部。有事における攻守の要部分です。
2枚目は附櫓からの眺め。足場がかかり、普段とは違うレアなお姿。
左方向、順路に沿って内部をぐるっと。天守内部の補修作業も見られます。
1枚目が天守北側にある石落としの間、2枚目が上段の間です。
ここから二階。武者走りの窓部分を、職人さんが塗り直していました。
こちらは西側の眺め。木曽川とライン大橋が見られます。
屋根の中央に見えるものは、亀甲の上に桃をのせた「魔除け」と言われています。
中央には、天井が高く開放的な武具の間。読んで字の如く、武器を置いていた場所。
犬山城の特徴の一つ、三階へ続く長い階段。補修して登りやすくなった気がします。
頭をぶつけそうになる階段を登りきれば、天井の低い三階へ。
この階の見どころ、唐破風の間。写真は、本丸のある西側のものです。
天守内部からと、回廊から眺める本丸。何度来ても、この回廊は怖い…
天気が良ければ、岐阜城(1枚目)や小牧山城(2枚目)などが肉眼でもわかります。
こちらは、犬山観光ホテルがあった場所付近から見上げたもの。
もっと離れて、東にある成田山名古屋別院大聖寺から望む犬山城。
愛知県丹羽郡扶桑町にある専修院。
こちらの東門は、犬山城二の丸矢来門が移築されたものです。
こちらは、愛知県丹羽郡大口町にある徳林寺。
山門が犬山城第一黒門の移築であり、中門も古い建築物として残っております。
耐震工事中の犬山城も新鮮でした。工事終了後のお姿にも期待しましょう。
次回は「現存天守の巻」最終回、個人的に好きな写真でまとめたいと思います!
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電車で行く:名鉄「犬山駅」より北西へ徒歩約15分。
車 で行く:名古屋高速「小牧北IC」より北方向へ約30分。
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新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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