武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2022年6月26日記事のため内容が古い可能性があります。

城を巡る 模擬天守の巻:伏見桃山城と園部城

2022.06.26

模擬天守とは

・城はあったが天守はなかった地に建てられた
・城に天守台はあったが天守はなかった地に建てられた
・城に天守はあったが、往時とは異なる場所に再建された
以上のいずれかに該当する天守を指す。

伏見桃山城

京都府京都市伏見区、伏見城の花畑跡にある天守。
1964年、伏見桃山城キャッスルランド建設に伴い建てられた。

模擬大手門

駐車場につくとすぐに見える、ド迫力の大手門。

伏見桃山城の模擬天守

洛中洛外図をもとに建てられたという、趣ある伏見桃山城の模擬天守。
現在は、老朽化のため残念ながら立入禁止となっております。

2003年に伏見桃山城キャッスルランドは閉園となりましたが、
模擬天守は市民の声により解体されなかったそうです。

園部城

京都府南丹市にある、日本で最後に築かれたといわれる園部城。
現在ある模擬天守は、国際交流会館として活躍している。

城跡碑と櫓門

園部城の成り立ちは、小出吉親が初代藩主となった頃が始まり。
1621年に完成しましたが、当時は陣屋という扱いだったそうな。

明治になり、京都を取り巻く情勢から築城を許可され園部城に。
こちらの櫓門は、現在は園部高等学校の校門となっております。

巽櫓

本丸跡の南東にあたる位置、テニスコートの上方には巽櫓が。
この巽櫓と番所・櫓門は1869年に建てられた当時のものです。


本丸跡

本丸跡の北側は、現在園部公園として整備されており、
この写真あたりの位置には乾櫓が建っていたそうです。

付近には、日本最古の天満宮である「生身天満宮」の跡も。

園部城の模擬天守

そして、こちらが園部城の模擬天守。近くから見るとこんな感じ。

近代的な窓に天守が反射し、これはこれで面白いですね。

遠くから撮影してみたり、塀で下部分を隠してみたり。
色々と工夫してみるのも楽しいものです。

今回は、京都府にある伏見桃山城と園部城をご紹介しました。
ともに得も言われぬ迫力があり、写真映えする模擬天守ですね。

 

写真で攻める!大人気「城を巡る」その他のシリーズはこちらをクリック

 

伏見桃山城へのアクセス

電車で行く:JR「桃山駅」より、北東方向へ徒歩約20分。
車 で行く:京滋バイパス「宇治西IC」より、北方面へ約15分。

園部城へのアクセス

電車で行く:JR「園部駅」より、西方向へ徒歩約25分。
車 で行く:京都縦貫自動車道「八木西IC」より、北西方面へ約10分。

地域カテゴリ

新井 良典

愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。

この記事へのコメントや情報提供をお待ちしています

ログイン してコメントを投稿して下さい。
ユーザー登録がお済みでない方は 登録画面 にて登録後、コメントを投稿して下さい。

京都府の記事

人気記事

PR

武将名や合戦場所などで検索

地域カテゴリ一覧

この記事の後によく読まれているおすすめ記事

バックナンバー記事

次の10件を見る

戦国武将の生涯をたどる
  • 信長公の生涯をたどる

    天下布武その生涯をめぐる
    <勝幡〜清洲〜岐阜〜安土>

  • 秀吉公の生涯をたどる

    日本一出世 その生涯をめぐる
    <名古屋〜長浜〜大阪〜京都>

    豊臣秀吉年表へ
  • 家康公の生涯をたどる

    天下泰平までの道のりをめぐる
    <岡崎〜浜松〜江戸〜駿府>

    徳川家康年表へ
  • 加藤清正年表へ