どこにいた家康 Vol.43 佐和山城
2023.11.10
2015.11.24
なんだか聞き慣れない「のっぺいうどん」というメニュー。
これは豊臣秀吉が初めて城持ちになった長浜の郷土料理なのです。
のっぺいうどんは、しいたけや湯葉、かまぼこなど、たくさんの具が入った、とろみのあるあんかけのうどんのこと。のっぺい”とは、吉野葛でとろみをつけた汁が、のっぺりしているから付けられた名前なのだとか。
上に乗ったあんがコーティングし、最後まで温かくうどんが食べられるのが特徴です。
このうどんは、長浜の郷土料理で、寒さが厳しい長浜でもアツアツのうどんが食べられるようにと考案されたものです。
のっぺいうどんの元祖のお店、「うどん・そば吉野」さんにお邪魔し、初のっぺいうどんを食べてきました。
吉野さんの初代店主が、創業明治九年(1876年)に長浜にお店を構えたのが発祥です。 (茂美志屋は明治44年(1911年)創業で、吉野さんの35年もあとに出来た店)
引用:http://www.nagahamacity.com/bangai/post-69.html
なのだそうです。
さっそく元祖のっぺいうどんを頂いてみましょう。
混ぜてみました。うどんがメインみたいな感じになってます。
あんが絡まりお箸が重く感じるほど。この重みがうまさの証。
お麩も出汁を吸って美味しい。
熱いものをできるだけ熱いうちに食べたいタイプなので、こうした温度が保たれる食べ物は大好きです。
一口目から本当にアツアツ。やさしい出汁の味で、夢中で完食していました。
最後まで熱い物好きの私も納得のあったかさ。これは近所にあったら通いますw
温かい・消化に良いということは風邪気味の時に嬉しい食べ物
実はのっぺいうどんを頂いた日、少々風邪気味でした。しかし生姜とあんの温かさで身体がポカポカ。しかもうどんという消化に良いものを食べたので、食べたら汗が出てきました。そしたら身体がスッキリしたので、「人命救助」された感じがしております。
かぜに良い食べ物によると、食材にはこんな効果があります。
ショウガ【咳と痰切りに】
風邪の時の頭痛、せき、鼻づまり、冷えに効果があります。辛み成分には殺菌力も期待できます。
葛 【風邪のひきはじめに 】
葛の中でも風邪に対して薬効があるのは、地下30cmより深い部分の根です。漢方ではこれを葛根といいます。風邪に煎じて飲む時は、葛根湯といいます。葛には、発汗、解熱作用があります。風邪のひきはじめ、肩や首のこった感じ、痛みに有効です。市販のくず粉でつくるくず湯も滋養作用があり体をあたためるので、風邪のひきはじめや回復期に効果があります。
葛と生姜で身体があたたまるのも理にかなっていますね。
北村美桂
岐阜県出身。東海三県の歴史旅ブログ「カツイエ.com」の運営を行うWebライター。
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