武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2020年9月11日記事のため内容が古い可能性があります。

城を巡る 復元天守の巻:福知山城

2020.09.11

復元天守とは

資料や図面などに基づき、築城当時の姿を忠実に再現したもの。
内部は鉄筋コンクリート造などで、見た目のみ再現した外観復元天守、
内部も外部も再現した木造復元天守の2つに分類される。

今年の主役・明智光秀ゆかりの「福知山城」

別名:臥龍城など。京都府福知山市にある連郭式平山城。
1579年、明智光秀により築城され、明智秀満が城主を務めた城。
今年、明治時代の天守写真が見つかったことでも話題となった。

昇龍橋付近から

駐車場から最短ルートで登城するならば、立ちはだかるのがこの昇龍橋。

橋付近は、天守と釣鐘門を見上げる撮影スポットのひとつでもあります。

登城路

昇龍橋から右手に見える櫓風の建物は、佐藤太清記念美術館。
1年間の期間限定で、大河ドラマの企画展も開催されているとか。

この先、右に行けば釣鐘門の下へ、真っすぐ行けば直接天守の下へ。
今回は直進ルートで、天守の西側から堪能することにしましょう。

本丸西側から見る天守

坂を登りきると、正面に外観復元天守が登場。左へ進むと本丸西側へ。

天守とならぶ福知山城の見所は、天守台石垣のあちこちにある転用石。
急いで築城したため、石垣用の石が足りず石仏や五輪塔を転用して使ったそうな。

銅門番所

天守の向かいには、かつてあった二の丸と本丸との間を隔てていた銅門番所が。
この銅門番所、天守再建前には現在小天守が立っている場所にあったそうです。

門付近と小天守

銅門番所を左手に北へ。門をくぐり振り返ると、小天守や石垣が楽しめます。


本丸石垣

一度下り、本丸周りを囲む高石垣を楽しみながら、今度は釣鐘門から本丸へ。


本丸東側から見る天守

現在の入口がある本丸東側から見上げる天守。左から大天守・続櫓・小天守です。

こちら側の石垣にも、西側同様に転用石が多く使われております。

本丸東側

本丸東側には、藩祖・朽木稙綱を祀った朝暉(あさひ)神社や、
本丸内の井戸としては日本一深いとされる豊磐井(とよいわのい)などがあります。


大河ドラマ効果もあり、明智光秀関連の話題はまだまだ尽きそうにありませんね。
次回は福島県にある、あのお城をご紹介する予定。

 

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福知山城へのアクセス

電車で行く:JR「福知山駅」より東へ徒歩約15分。
車 で行く:舞鶴若狭自動車道「福知山IC」より西へ約10分。

地域カテゴリ

新井 良典

愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。

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