続100名城を巡る「滝山城」
2024.11.28
2016.05.07
「天下普請」徳川家康に始まる将軍家の居城、江戸城。
江戸城跡の中で、現在は、広々と芝生で覆われ、都民の憩いの場となっているのが本丸跡。その広さは、面積約三万五千坪、東京ドームの約2.5倍あります。
江戸時代には、ここに本丸御殿が建てられていました。
本丸は、南から北に向かって、表・奥(中奥)・大奥と区分されています。
表はおもに、将軍の謁見や儀式、公式行事を行うところで役人が執務をする場所です。
表の中には、西側に南から大広間、白書院、黒書院、御座之間、ご休息が配置されて大広間と白書院をつなぐところに松之廊下があります。
松之廊下は「忠臣蔵」の浅野内匠頭長矩が吉良上野介に切りかかるという事件が起きた場所として有名です。
東側には執務室、控室、諸職の部屋がありました。
将軍が、日常よく使う場所が奥(中奥)です。将軍は一日をほぼこの場所で過ごしたようで、仕事をするのも、寝るのもこの奥(中奥)でした。
将軍の一日
将軍は奥(中奥)で一日を過ごしていたということですが、どのような一日だったのでしょうか。
将軍の目覚めは明け六つ(6時)です。たらいなどで洗面をし、五つ(8時)になると朝食、髪結い、健康観察をします。五つ半(9時)になると大奥の仏間に行き、御台所とともに歴代将軍の位牌を拝んだ後、大奥の女官たちにお目見を行います。この後、自由時間に学問や剣術の稽古をします。昼食をとり、再び大奥へ向かい、その後夕食、入浴をして、四つ(22時)に就寝するというのが日常だったようです。
奥(中奥)の先にあるのが、有名な大奥です。大奥は将軍の室と女官さんたちの場所でした。
(この奥が大奥跡)
本丸御殿の痕跡はなにもありませんが、ぜひ想像しながら、広い敷地を隈なく歩いてみてください。
芝生の周りには、ところどころに桜や松が植えられています。空に向かって育つ木々は、天守閣のようにそびえ立つことはありませんが、自然の吉祥を感じることができますよ。
皇居 東御苑 東京都千代田区千代田
東京メトロ 大手町駅
開苑時間 原則として月曜日と金曜日以外の各日
午前9時~午後4時45分(4月15日~8月末日)
午前9時~午後4時15分(3月1日~4月14日、9月1日~10月末日)
午前9時~午後3時45分(11月1日~2月末日)
入苑は閉苑の15分前まで。
入場無料
皇居東御苑にも水曜日と土曜日に限られてしまいますが、無料のガイドツアーがあるので、利用してみると楽しいですよ。
10時30分~と13時20分~の2回行われ、どちらも大手門から入り、すぐの大手休憩所から出発します。
予約も必要なく、また好きなときに自由に離れてもかまわないので、気楽に参加できるツアーです。
私も、ツアーに参加するまでは全くみつけられなかった大奥跡は、ガイドさんに教えていただき、みつけることができました。
江戸城を感じとるポイントは、残された遺構をじっくり見ることと、想像力です!
江戸城 本丸御殿の散策を楽しんでください。
rico
教育系ライターricoです。 公立小学校の教員をしていました。戦国時代の強い姫たちが好きです。特に江のファン。読んでくださる方の心にイメージが広がるような文章を紡いでいきたいと思っています。
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