愛知の城を巡る 山中城
2024.04.20
2017.05.22
今川家といえば、駿府が発祥の地だと思っている方も多いと思います。
しかし、実は今川家の発祥は愛知県西尾市にありました。
知らない人にとってはかなり意外な事実です。
実際に碑があるので行ってみました。
西尾中学校の裏にひっそりと、石碑があります。
ちょっとわかりにくいので、気をつけて行ってみてください。
なぜ愛知県西尾が発祥かというと、足利家の家系から今川家が始まっているから。
足利家3代目当主の足利義氏の庶長子(側室の子であったので長男であっても足利家を継げなかった)であった長氏が、吉良荘の地頭となりそこから「吉良氏」を名乗ったことが吉良家の始まり。
その長氏の息子にあたる、国氏が「今川荘」の地頭となり、今川家の祖となります。
今川という名字は今川荘という、西尾市にあった荘園の名前から来ています。
今川家は足利家に親戚がいる非常に格の高い家柄で、「御所(足利将軍家)が絶えなば吉良が継ぎ、吉良が絶えなば今川が継ぐ」と言われたほどでした。
そのため、西尾市には今でも今川町という地名が残っています。
そしてこの発祥の地の住所も「西尾市今川町土井堀」となっています。
まさに今川町です。
中学校を目指して裏手に回るという行き方もありますが、道すがらこういう看板も出ています。
連歌で有名な今川貞世の供養塔があります。
小さな区画ですが、これがあの今川家発祥の地かと思うと感慨深いものがあります。
住所:西尾市今川町土井堀
電話:0563-56-2459(西尾市教育委員会)
<電車>
名鉄西尾線 西尾駅より徒歩20分
<サイト>
https://www.city.nishio.aichi.jp/index.cfm/8,2112,91,408,html
北村美桂
岐阜県出身。東海三県の歴史旅ブログ「カツイエ.com」の運営を行うWebライター。
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