城を巡る 復興天守の巻:岩国城
2022.02.13
2018.10.09
修復・改築・元の素材を用いての再建などを経て、
江戸時代からその姿を残している天守のこと。
日本全国で、該当するのは12城のみ。
別名:千鳥城。島根県松江市にある平山城。
日本三大湖城のひとつとも言われ、2015年に国宝に指定される。
現在は、島根県庁がある三の丸跡。その県庁付近からズームで撮影した天守と、
平成13年に復元された太鼓櫓・中櫓・南櫓の3棟。
「松江城」の正面入口。門跡の後ろには、枡形と呼ばれる空間が広がっています。
待機所の役目もあったことから、馬溜(うまだまり)とも呼ばれていたそうな。
尾張出身で、「松江城」の築城者・堀尾吉晴公の像。
69歳で没するまで、普請の指揮を執ったそうです。
大手門跡を通過し、いざ本丸方面へ。馬溜の上に見えるのは、中櫓と太鼓櫓。
太鼓櫓を左手に、三の門跡・二の門跡と辿れば、最後は本丸に続くこの一の門。
ついに全容を現した天守。白と黒のバランスも、入口の附櫓も素晴らしい!
破風をズームで。歴史を感じる色合いですねえ。
入口の附櫓から天守地階へ。奥に見えるは、現存天守で唯一の天守内にある井戸。
一階。展示物を置かない時期だったらしく、現存天守のつくりを堪能できました。
二階。現存天守といえば急な階段。桐で作られた珍しいものです。
二階から三階の床を貫く通し柱。この通し柱は天守内にいくつかありますが、
実際に目で確認できるのはこの階段付近のみとのことです。
最上階である五階からの眺め。南側は宍道湖が一望できます。
本丸と三の丸跡から。この日(2018年5月9日)は、世界赤十字デーということで、
普段とは異なり赤色にライトアップ。幻想的でした。
さすが国宝!その気品ある佇まいに見惚れてしまいました。
次回後編は、石垣を中心に見てゆきたいと思います。
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①JR山陰本線「松江駅」からレイクラインバス10分、松江城「大手前」下車
②一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から市営バス(北循環線内回り)5分、「県庁前」下車
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新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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