城を巡る 復興天守の巻:岩国城
2022.02.13
2021.05.16
資料や図面などに基づき、築城当時の姿を忠実に再現したもの。
内部は鉄筋コンクリート造などで、見た目のみ再現した外観復元天守、
内部も外部も再現した木造復元天守の2つに分類される。
別名:鯉城、在間城など。広島県広島市にある輪郭式平城。
毛利輝元により三角州へ築城され、その後福島正則が改修を行った。
1958年に天守が外観復元、1992年以降に表御門、平櫓などが復元された。
本丸への出入口があるのは南側と東側。今回は南側から入ってゆきましょう。
写真の真ん中あたりにあるのが太鼓櫓、多聞櫓を経た左端が平櫓です。
もう少し西進。ちなみに、このとき訪れたのは日の出の時刻くらい。
櫓群を見ながら堀沿いを進むと、南側の出入口である表御門と御門橋へ。
往時の三の丸にあたる橋の手前から、遊覧船も出ているようです。
御門橋を渡り、表御門をくぐった先にあるのが二の丸。
櫓群内部は公開されており、時間内であれば見学可能とか。
続いて北に進み、二の丸と本丸の間にある中御門跡へ。
左右の堀には、鯉城の別名にふさわしく色々な鯉が泳いでおります。
上段と下段に分かれている本丸、まずは下段の様子。
ここに鎮座する広島護国神社で、広島カープが毎年必勝祈願するそうな。
お次は東へ移動し、本丸下段の東南端あたり、櫓跡付近からの眺め。
広島城の特徴の一つである、馬出し状の二の丸が一望できます。
石段を登り、本丸上段へ。1枚目は明治以降に建てられた広島大本営跡、
2枚目は天守再建時に撤去し、そのまま移した旧天守の礎石群。
現在は天守入口となっている南側、南小天守跡からの一枚です。
こちらは東側の東小天守跡から撮影した、朝日を浴びる美しいお姿。
本丸上段から東進し、裏御門跡へ…行く前に、北の方へ寄り道。
福島正則が破却したといわれている石垣も要チェックです。
東側の出入口、裏御門跡。こちらは外枡形という形状になっております。
裏御門跡を出て、堀を左手に見ながら一周。堀越しに見る天守も良いですね。
一枚目は北側から、二枚目は西側から見たものになります。
最後はライトアップ。表御門と、南側から見た天守。
朝イチ城巡りはゆっくり回れますが、建物内に入れないのが難点です。
次回は二の丸跡が球場だった、福島県白河市のあのお城へ。
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電車で行く:JR「新白島駅」より南へ徒歩約20分。
アストラムライン「県庁前駅」より北へ徒歩約15分。
車 で行く:山陽自動車道「広島IC」より、南方面へ約20分。
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新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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