武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2021年6月12日記事のため内容が古い可能性があります。

城を巡る 復元天守の巻:白河小峰城

2021.06.12

復元天守とは

資料や図面などに基づき、築城当時の姿を忠実に再現したもの。
内部は鉄筋コンクリート造などで、見た目のみ再現した外観復元天守、
内部も外部も再現した木造復元天守の2つに分類される。

東北三名城のひとつ、木造復元の「白河小峰城」

別名:小峰城、白河城。福島県白河市にある梯郭式平山城。
結城親朝による築城、その後丹羽長重が改修を行った。
1991年に、天守にあたる三重櫓が木造復元された。

藤門跡付近

駐車場から東、北へと進み、藤門跡近くの入口から中へ入ってゆきます。
訪れた2016年9月頃は、震災で崩れた石垣修復の真っ最中でした。

二の丸跡

まずは二の丸跡。かつては野球場だったこともあるらしく、
この写真ですとライトあたりからレフト方向を見る感じでしょうか。

こちらは、本丸へ続く道にある清水門跡。前方を見上げれば三重櫓も。

桜之門跡と石垣

清水門跡をくぐると、本丸御殿へ続いていたという桜之門跡が。
階段を登る前に、左右のきれいに並んだ石垣も堪能しましょう。


本丸跡と三重櫓

階段を登り、本丸跡へ。往時には、大規模な本丸御殿があったそうな。

前御門

三重櫓の南側にあるのは、正門の役割を果たしていた表御門。
1994年に復元された立派な門構えは、三重櫓とよく合いますね。


三重櫓

本丸跡へ戻り、いよいよ三重櫓へ。一枚目は階段を登りきったあたりから。
二枚目は、三重櫓入口付近から見渡す本丸跡。

三重櫓一階

ここから、木造復元された三重櫓の内部へ。
戊辰戦争時の銃撃戦で鉄砲玉を受けた杉も、復元に使用されております。


三重櫓二階と三階

続いて二階へ。太い柱と梁、急な階段という木造復元の醍醐味が味わえます。

最後は、約4メートル四方の広さしかない三階へ。

一枚目が南側二の丸方面の眺め、二枚目が西側方面の眺めです。

会津門跡と富士見櫓跡

二の丸跡へ戻り、少し西方面へ行くとあるのが白河集古苑と二の丸茶屋。
このあたりには、三の丸への入口だった会津門跡や空堀跡があります。


こちらは、本丸跡の南西にあった富士見櫓跡と内郭堀。

石垣修復も昨年終了したそうなので、落ち着いたら再訪したいと思います。
次回は、戸田氏鉄の騎馬像が凛々しく立つ岐阜県のあのお城へ。

 

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白河小峰城へのアクセス

電車で行く:JR「白河駅」より北へ徒歩約5分。
車 で行く:東北自動車道「白河中央スマートIC」より、南方面へ約5分。

地域カテゴリ

新井 良典

愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。

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