武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2020年12月11日記事のため内容が古い可能性があります。

城を巡る 復元天守の巻:掛川城

2020.12.11

復元天守とは

資料や図面などに基づき、築城当時の姿を忠実に再現したもの。
内部は鉄筋コンクリート造などで、見た目のみ再現した外観復元天守、
内部も外部も再現した木造復元天守の2つに分類される。

木造で再建された東海の名城「掛川城」

別名:雲霧城、松尾城など。静岡県掛川市にある平山城。
今川義忠の命により朝比奈泰煕が築城し、山内一豊が大規模な改修を行った。
1994年に日本初の木造復元天守が、1995年に大手門が再建された。

大手門と番所

天守の南東にある巨大な大手門。遠目に天守も見られます。
礎石に工夫を凝らし、大きな門が傾かないようにされていたそうな。


こちらは、大手門の内側にある現存建築物の大手門番所。
城内に出入りする人々を見張る、役人の詰所として使われた建物です。

四足門

二の丸・本丸方面へ通じるという、重要な位置にあったのがこの四足門。

階段を登る前に、隣りにある三日月堀も要チェックです。

本丸門跡

四足門を抜け、直進して本丸方面へ。右に行けば二の丸御殿へ行けます。
正面に見える本丸門跡には石垣があり、左手上方には現存建築物の太鼓櫓が。

天守

本丸から撮影ののち階段を登り、いよいよ木造復元天守の下へ。
この天守は、同じく山内一豊が築いた高知城を参考にして再建したとのこと。

天守内部

ここから天守内部の様子。一階に入ると、正面で山内一豊騎馬像がお出迎え。
天守内にある階段はすべて、現存十二天守に近い角度ではないでしょうか。

続いて二階。大きな柱と梁が木造の良さを醸し出しております。

そして最上階へ。東側から二の丸御殿、南側から本丸や大手門を見渡せます。


二の丸茶室付近から見上げる天守

天守をあとにし、お次は二の丸にある茶室付近へ。
何年か前、11月末に訪れたときはこのように紅葉しておりました。

二の丸御殿

そして、天守と並ぶ目玉である現存建築物の二の丸御殿へ。
数多くの時代劇や映画の撮影に使われた、というのも納得の存在感ですね!


二の丸御殿内部

ここから御殿内。建物自体をはじめ、あの杉様寄贈の甲冑など見どころ満載です。


歩いて10分くらいの所に掛川古城跡もあり、こちらにある大堀切跡もオススメです。
次回は徳川御三家のひとつ、徳川将軍を排出した紀州藩のあのお城へ。

 

写真で攻める!大人気「城を巡る」その他のシリーズはこちらをクリック

 

掛川城へのアクセス

電車で行く:JR・天竜浜名湖鉄道「掛川駅」より北へ徒歩約10分。
車 で行く:東名高速道路「掛川IC」より北方面へ約10分。

地域カテゴリ

新井 良典

愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。

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