武将像を巡る:令和四年のふりかえり
2022.12.24
2021.04.17
資料や図面などに基づき、築城当時の姿を忠実に再現したもの。
内部は鉄筋コンクリート造などで、見た目のみ再現した外観復元天守、
内部も外部も再現した木造復元天守の2つに分類される。
別名:菖蒲(あやめ)城・舟形城。新潟県新発田市にある城。
新発田藩初代藩主・溝口秀勝が築城、完成は三代宣直のとき。
2004年に三階櫓(実質的な天守)と辰巳櫓が木造復元された。
駐車場から二の丸へ移動し、その先に見えてるのがいきなりメインの三階櫓。
陸上自衛隊の敷地内にあるため中には入れず、外からじっくり堪能します。
この三階櫓最大の特徴である、丁字型の屋根の上にいる三匹の鯱。
なぜ三匹か!?ということについては、未だに謎が多いとのことです。
三階櫓から伸びる見事な石垣の先には、現存建築物である旧二の丸隅櫓が。
二の丸北部から、かつては鉄砲櫓があったこの場所へ移築しました。
往時に土橋門があったのがこの場所。両側の土塁も貴重な遺構です。
土橋門跡を通過すると、本丸への入口にあたる表門がお目見え。
旧二の丸隅櫓と同じく、こちらの表門も現存建築物です。
本丸に入る前に、さらに直進し辰巳櫓を先に見ていきましょう。
このアングルからは、辰巳櫓・表門・旧二の丸隅櫓が一望できます。
本丸に足を踏み入れると、まずは溝口秀勝像がお出迎え。
尾張出身の名将が各地で像になっているのを見ると、嬉しいものですね。
見学できるスペースが限られている本丸は、東西に長く伸びております。
お次は像の視線の先にある階段を登り、先程通過した表門の内部へ。
こちらは、旧二の丸隅櫓内部。表門同様、歴史ある木の良さを堪能できます。
一階から二階へ続く角度の緩やかな階段や、二階天井の見事な梁が印象的。
続いて、辰巳櫓へ。入口付近から三階櫓方面と自衛隊駐屯地が見られます。
内部は木造復元されており、こちらの階段は結構急です。
表門の正面あたりにある、「忠臣蔵」で有名な堀部安兵衛像。
新発田藩で生まれ、浪人生活を経て赤穂藩に仕えたそうな。
木造復元された三階櫓、将来自由に入れるようになる日が来るのでしょうか。
次回は木造復元の話も出ているらしい、毛利氏ゆかりのあのお城へ。
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電車で行く:JR「新発田駅」より北西へ徒歩約20分。
車 で行く:日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」より東方面へ約10分。
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新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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