武将像を巡る:令和二年のふりかえり
2020.12.25
2020.02.28
築城の名人と言われた、加藤清正もしくは藤堂高虎が普請した城。
選ばれる三城については、時代などにより諸説あるが、
この連載では大阪城・熊本城・名古屋城を三名城とする。
別名:銀杏城。熊本県熊本市にある、梯郭式平山城。
1606年に加藤清正が完成させ、「熊本」と名付けたと言われている。
現在、地震による被害からの復旧が進んでいる。
今回ご紹介する写真は、すべて2019年の1月に訪れた際のものです。
まずは北側から二の丸へと至る入り口、二の丸御門跡。
こちらは、二の丸御門跡の東側に広がる百間石垣。
二の丸御門跡を通過し、左に曲がると見えてくるのが戌亥櫓。
櫓下と南側、東側へ伸びる石垣の崩落はまだ手つかずの状態です。
空堀へ降りて見ると、戌亥櫓を支える隅石の凄さが良くわかりますね。
左手に加藤神社、正面奥に頬当御門を見る位置から見た宇土櫓。
南側にあった続櫓は倒壊してしまいましたが、五階櫓は健在です。
こちらは天守群。最新技術の粋を集めた工法で、天守群を再建中。
2019年1月時点で大天守は外側が完成間近でした。
加藤神社の東側にある櫨方三階櫓跡の石垣を下から。
置かれているのは、修復用に一時保管されている石垣の石たち。
1枚目は、北東側の入り口である不開門の西側にある平櫓。
2枚目は、崩落してしまった北十八間櫓があった付近の石垣です。
南側にある長塀通り。熊本城の見所の一つである長塀が現在復旧中。
南側の入口、山崎口にある馬具櫓。付近には清正公像もおわします。
様々なお店がひしめく城彩苑を抜け北へ向かうと、未申櫓が。
石垣の崩落がそのまま残った状態であり、北へ抜けるには少し迂回が必要です。
少し西側へ行き二の丸駐車場を北に抜けると、二の丸広場へ帰還。
ここからは天守群と宇土櫓が見られ、撮影スポットの一つになっております。
城から少し離れた北西方面、本妙寺のさらに奥にある階段を登り本妙寺公園へ。
ここからは町並みと熊本城の全体を見渡すことができます。
階段を登った正面には、凛々しくそびえ立つ加藤清正像もあります。
4月29日より、特別見学通路も公開予定の熊本城。二様の石垣が見られます。
次回は、「尾張名古屋は城でもつ」、色々と話題の名古屋城をご紹介!
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電車で行く:市電「熊本城・市役所前駅」より北へ徒歩約5分。
車 で行く:九州自動車道「益城熊本空港IC」より西方向へ約30分。
九州自動車道「北熊本スマートIC」より南方向へ約30分。
新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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