100名城を巡る 「山形城」
2024.06.30
2021.03.12
資料や図面などに基づき、築城当時の姿を忠実に再現したもの。
内部は鉄筋コンクリート造などで、見た目のみ再現した外観復元天守、
内部も外部も再現した木造復元天守の2つに分類される。
別名:益岡城、桝岡城。宮城県白石市にある梯郭式平山城。
蒲生氏郷家臣・蒲生郷成による築城、片倉景綱らが大規模な改修を行った。
1995年に三階櫓(天守)、大手一ノ御門と大手二ノ御門が木造復元された。
三の丸跡にあたる白石城城下広場駐車場より西へ進み、城郭方面へ。
緩やかな坂道を登ると、二の丸大手二の門跡(東口門跡)があります。
もう少し登ると左側に見えるのが、石垣好きにはたまらない野面積み石垣。
説明板によればこの石垣、蒲生郷成築城当時の貴重なものとのこと。
石垣を堪能し二の丸方面に進むと、正面に見えるのが歴史探訪ミュージアム。
左手には石垣、春頃ならば右手には桜の豪華な登城路と言えるでしょう。
本丸へ行く前に、北側から天守と石垣を見上げるこのアングルもじっくりと堪能。
これより、いざ本丸へ。行く先にあるのが天守とともに復元された二つの門。
大手一ノ御門をくぐると道が狭まる、変わった桝形虎口となっております。
こちらは大手二ノ御門を表からと裏から。最後の砦といった風格漂いますね。
大手二ノ御門の先には、広大な本丸と木造復元された天守。
時間外で中には入れなかったので、内部を見る楽しみは次回に持ち越しです。
幕府への配慮や、伊達家の仙台城に天守がなかったことをはばかり、
天守ではなく大櫓や三階櫓と称していたそうな。
大手二ノ御門がある北側から南側へ行くと、ひっそりとあるのが裏御門跡。
ここから出て道なりに歩いていくと、天守を見上げた北側へ戻ります。
裏御門跡から北側へ戻る途中には馬場跡が。
こちらは別日、雨降りの晩夏に行った時の模様です。
ついでに、別日の本丸と天守の写真もご紹介。晴天と雨天、どちらも善き哉。
こちらは当信寺。移築二の丸大手二の門(東口門)があります。
城郭から南へ約1kmの距離にある、片倉景綱の像や墓が見られる傑山寺も必見。
2021年3月現在、白石城は地震の被害により天守内部へ入れないようです。
次回は2004年に木造復元された、新潟県にある溝口秀勝築城のあのお城へ。
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電車で行く:JR東北本線「白石駅」より西へ徒歩約15分。
車 で行く:東北自動車道「白石IC」より南西方面へ約10分。
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新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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