名古屋城石垣の刻印を見に行こう! Vol.04 大天守 其の四
2025.03.29
2016.10.24
小牧長久手の戦いの長久手合戦において、勝利したのは徳川家康軍です。
その徳川家康軍はどこにいたのかというと、陣を貼った色金山と、本陣となった御旗山の2箇所があります。
それぞれは自転車で10分ほどの距離です。
その2ヶ所を巡ってみました。
豊臣秀吉と徳川家康の直接対決「小牧長久手の戦い」を紐解く記事はこちら
御旗山は、岩崎城を落城させた森長可、池田恒興隊らを討つための進軍時の本陣となった場所です。
山という名前だけあって、昔も小高い山だったのではないかと思います。
こんなところに史跡が?と思うような場所なので、見逃し注意です。
立派な鳥居の中には階段があります。
結構段数は多めです。
振り返ると住宅街。
とにかく頂上まで登ってください。
すると御旗山の看板があります。
御旗山の石碑。
ズームにしました。
実はここはこの石碑だけしかありません。
しかし、御旗山は意外と高い場所にあったということを、階段を登りきると感じられます。
家康がいた場所として有名なのは色金山のほうですね。
家康が座ったと言われる床机石があります。
桧ケ根の堀秀政も、色金山で徳川家康の馬印をみて退却したと言われています。
徳川本隊は約1万の兵を持っていますから、堀秀政も自分の兵力では勝てないと悟ったわけですね。
馬泉水という水のでていない噴水がありました。
史跡とは関係なさそうです。
伴若狭守盛兼の墓碑がありました。
盛兼は信長の家臣で伊勢亀山城主でしたが、家康の伊賀越えに協力した功労者。
家康の家臣として働きますが、長久手の戦いで戦死してしまい、ここで弔われているのですね。
たくさんの死者を出した長久手合戦。
たった1日の戦いで多くの命が奪われました。
その首塚もありますが、ここにも慰霊碑がありました。
色金山は家康の本陣の史跡だけでなく、長久手合戦の犠牲者もあり、戦いの壮絶さを垣間見ることができますね。
そして一番の頂上にいくと展望台があります。
階段を登ると
広く見渡せる景色が広がっています。
ここはご近所の方もよく来るようで、市民に愛されている場所のようです。
見晴らしのいい場所で、しかも無料なのでこれは人気が出るのもうなずけます。
色金山のオススメは麓にある茶室(胡牀庵)です。
なんとお菓子付きのお抹茶が300円とリーズナブルで、茶室家の見学やお庭の見学までさせていただけます。
紅葉の時期が見頃だそうです。
こちらがお抹茶セット。お茶菓子も美味しいです。
300円というリーズナブルさも嬉しいですね。
茶室は貸出もしているそうなので、お茶会やイベントをお考えの方、おすすめです。
お庭が見られるロケーションはかなりお得感あります。
家康がいた場所の御旗山、色金山。
家康の座った床机石や、家臣のお墓などが見られる色金山は、お抹茶も楽しめるので一休みする時にオススメ。
御旗山は一息ついてから、階段を頑張って登るほうが楽かもしれません。
どちらも必ず訪れたい史跡ですね。
豊臣秀吉と徳川家康の直接対決「小牧長久手の戦い」を紐解く記事はこちら
住所:愛知県長久手市長鍬富士浦 41
https://www.pref.aichi.jp/kyoiku/bunka/bunkazainavi/kinenbutu/siseki/kunisitei/0864.html
住所:愛知県長久手市岩作色金37-1
電話:色金山公園茶室 0561-61-3131
北村美桂
岐阜県出身。東海三県の歴史旅ブログ「カツイエ.com」の運営を行うWebライター。
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