武将愛 SAMURAI HEART

この記事は2019年10月26日記事のため内容が古い可能性があります。

城を巡る 現存天守の巻:姫路城(後編)

2019.10.26

現存天守とは

修復・改築・元の素材を用いての再建などを経て、
江戸時代からその姿を残している天守のこと。
日本全国で、該当するのは12城のみ。

白き不戦の城「姫路城」

別名:白鷺城。兵庫県姫路市にある渦郭式平山城。国宝、世界遺産。
赤松氏による築城、黒田氏・羽柴氏の時代を経て徐々に大規模化。
現在の城郭は、城主が池田輝政の時代になってからのもの。

西の丸

1枚目はワの櫓。西の丸も、百間廊下・化粧櫓など見どころ満載。
2枚目は下側から撮影。奥がワの櫓、手前がカの櫓です。

西の丸から見る天守群は、塀や石垣が重なりあう絶景!

百間廊下と化粧櫓

ワの櫓から建物内部へ進入。この百間廊下、長屋全体で300mあるとのこと。
進路左手である外側は、有事に備えて狭間が装備されています。

こちらは、化粧櫓内部。窓から見えているのは、女中が住んでいた長局。

天守群撮影スポット

天守群の南東にある城見台公園から。復元鯱と天守群の共演。

こちらは、南側にある建物・イーグレひめじの屋上から。
城郭全体が見渡せる、素晴らしいスポットです。

埋門跡・車門跡・市之橋門跡

お次は少し遠出をして、西側の門跡を見てゆきましょう。
まずは南西にある埋門跡。1枚目写真の右端にある国道が、中堀の跡です。

続いて、埋門跡の北側にある車門跡。西側と東側から1枚ずつ。

更に北上し、市之橋門跡付近へ。天守群も遠目ですがちらっとお目見え。

ライトアップ

天守群を北西側から一望できるのが、男山配水池公園。
少し階段を登りますが、その先にはこのような素晴らしい光景が!


1枚目は大手門、2枚目は三の丸から見上げる天守群です。

日の出

翌日、日の出と天守群の共演を見るため再び男山配水池公園へ。
写真は3月のものですが、冬頃ですともっと近い位置で日の出が見られるそうです。

北側と東側から見た天守群

男山を下り、城郭北側を東へ進みましょう。こちらは、北側からみた内堀と天守群。

更に進んで東側。朝日をうけた天守群と石垣は得も言われない美しさ。

久長門跡・内京口門跡

ここからは中掘付近の門跡めぐり。
1枚目は東側の久長門跡、2枚目は南東側にある内京口門跡と内堀。

総社門跡・中ノ門跡・鵰門跡

最後は南側。1枚目は市民会館のお隣りにある総社門跡、
2枚目は大手前西交差点にある中ノ門跡。

こちらは鵰門跡。難しい漢字は、「くまたか」と読みます。
図のある案内板が各門跡に設置されているので、こちらも是非御覧ください。

3回に渡った姫路城ですが、これでも足りません。恐るべし、姫路城…
次回はシリーズ最後、愛知県犬山市にある犬山城をご紹介します!

 

写真で攻める!大人気「城を巡る」その他のシリーズはこちらをクリック

 

姫路城へのアクセス

電車で行く:JR「姫路駅」より北へ徒歩約20分。
車 で行く:山陽自動車道「姫路東IC」より南西方向へ約15分。

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新井 良典

愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。

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