どこにいた家康 Vol.46 大坂城
2023.12.02
2020.01.31
築城の名人と言われた、加藤清正もしくは藤堂高虎が普請した城。
選ばれる三城については、時代などにより諸説あるが、
この連載では大阪城・熊本城・名古屋城を三名城とする。
別名:錦城。大阪府大阪市にある、輪郭式平城。
豊臣秀吉の命により、1583年に築城を開始したとされている。
徳川の世になった後、藤堂高虎を中心とした天下普請で修築。
大阪城南東側の入口が大手門。左手を見れば、多聞櫓・千貫櫓があります。
高麗門をくぐれば、広大な枡形と巨大な多門櫓が。
土塀や巨石もあり、見どころ満載の空間と言えるでしょう。
二の丸の西と南を分断していた、南仕切門跡。
1枚目が西側から、2枚目が南側からの写真です。
南仕切門をくぐり、南へそのまま直進すると現れるのが六番櫓。
二の丸南側に建てられた七基の櫓のうち、現存しているのはこの六番櫓と一番櫓のみ。
こちらは、外側からの写真。六番櫓と奥行きのある石垣が楽しめます。
東へ進むと、左手に本丸へ続く桜門があります。
日中は多くの人で賑わってますので、早朝に行くのがオススメ。
門だけでなく石垣や空堀も必見。2枚目は東側からの写真です。
門をくぐれば、「蛸石」と呼ばれるド迫力な巨石が正面に!
城内に11個ある巨石の中で、最も大きいのがこの石になります。
南側から本丸に来れば、まず天守を撮影したくなるのがこの真正面でしょう。
海外から団体で来られる方々も、良くこの位置から写真撮影してますね。
こちらは天守の南西にある数寄屋前櫓跡と、そこから見える天守の図。
本丸を離れ、南東にある大阪城公園への入口である玉造口へ。
こちらは遠目からの一枚。真ん中に見えるのが現存の一番櫓です。
大阪城公園の外、南西にある大阪歴史博物館。ここから城郭を一望できます。
広い大阪城、手持ちのカメラとレンズではこの範囲を撮るのが限界でした…
最後は美しいライトアップを。1枚目は大手門、2枚目は伏見櫓。
冬季は趣向を凝らしたイルミネーションもあり、夜でも賑わっていました。
写真は極楽橋からの天守と、山里口出枡形からの天守。
大阪城だけでもよいですが、合わせて大坂の陣ゆかりの地も巡りたいところですね。
次回は、昨年訪れた復興作業中の熊本城をご紹介したいと思います!
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電車で行く:京橋口または青屋口へ
地下鉄「大阪ビジネスパーク駅」より南西へ徒歩約7分。
JR「大阪城北詰駅」より南へ徒歩約10分。
車 で行く:阪神高速「森之宮IC」より北方向へ約5分。
新井 良典
愛知県出身、三重県在住の社会保険労務士。一番好きな武将は大谷吉継公。現代にも活かせる人財づくりを戦国武将から学ぶ「いい武将研究会」を主催し、城や戦国武将に関する執筆や講演活動も行っている。
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