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岡崎城

天文11年(1542)12月、徳川家康が生誕した城

「神君(家康)出生の城」として徳川家と江戸幕府にとって神聖視された。別名、龍城(たつがじょう)。家康はこの城で生まれ、今川家での人質生活の経て「桶狭間の戦い」後に帰城した。家康はこの城を拠点に三河平定戦を推し進めた。
城は岡崎平野を南北に流れる矢作川と東西に貫流する菅生川(すごうがわ、乙川)が合流する三角地帯の突端の立地する。家康の祖父・松平清康(まつだいらきよやす)は当初、明大寺城(岡崎城の前身)に入城したが、後に現在の岡崎城につながる龍頭山(りゅうとうざん)に城を築き居城とした。家康は入城後に城を改修したが、その後に入城した豊臣大名田中吉政(たなかよしまさ)や江戸時代の大規模な改修が施されたため、家康時代の城の姿はわかっていない。江戸時代は全国有数の巨大城郭だったが、現在は本丸、二の丸などが史跡として保存され岡崎公園となっている。明治初年に取り壊された天守は、昭和34年(1959)に再建された復興天守。天守内部は、令和5年(2023)1月より展示内容を一新し、映像コンテンツやプロジェクション・マッピング、模型等を導入し岡崎城や城下町の歴史と魅力を伝える。

戦国勝の一押しPOINT

城内には「東照公産湯の井戸」(家康誕生時の産湯をくんだ井戸)、「東照公えな塚」(家康誕生時の胎盤を埋めたと伝わる)など家康誕生の痕跡を伝えるスポットや家康銅像や石像が複数設置されている。本丸と持仏堂(じぶつどう)曲輪を隔てる青海堀(せいかいぼり)、天守台や板屋門跡の石垣は古城の雰囲気を伝える。

住所:岡崎市康生町561-1(岡崎公園)
アクセス:名鉄名古屋本線「東岡崎」駅下車、徒歩約15分
駐車場:あり

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