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甲山寺

岡崎城の鬼門を守護し、将軍家康が本堂を再建した寺

もとは安城にあったが、家康祖父の松平清康(まつだいらきよやす)が岡崎城の鬼門鎮護のために薬師堂など六坊を移築遷座し、甲山寺とした。その後、家康父・松平広忠(まつだいらひろただ)は子のないことを憂い、帰依していた法性寺の定光坊住僧・永玖(えいきゅう)に鳳来寺の薬師山に男子誕生を祈願させ、天文11年(1542)12月26日に男子(家康)を授かった。広忠は永玖の功に報いるため法性寺の六坊を甲山寺に移し、新たに護摩堂を建て総本堂とした。家康も甲山寺に深く帰依し、その出陣の折には寺の僧侶たちに戦勝を祈願させたという。慶長8年(1603)、征夷大将軍となった家康が本堂を再建。さらに元禄15~16年(1702~1703)にかけて5代将軍徳川綱吉によって改築され今日に至る。

戦国勝の一押しPOINT

江戸時代は幕府や岡崎藩の庇護を受けたが、明治に入り広大な寺領は縮小された。5代将軍徳川綱吉によって改築された本堂は岡崎市指定文化財となっている。なお、甲山寺裏手には甲山八幡宮(こうらやまはちまんぐう)がある。もと安城城にあった八幡社を松平清康が岡崎城本丸に遷座。この八幡社を永禄5年(1562)に家康が鬼門守護神として甲山に遷座させた。

住所:岡崎市六供町甲越17
アクセス:名鉄名古屋本線「東岡崎」駅下車、徒歩約17分
駐車場:あり

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