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伊賀八番宮

安城松平家を守護し、徳川家康も度々祈願した社

永禄9年(1566)12月、徳川家康が三河守に任じられたことを祝い社殿を造営した社。この時、神殿の戸帳(とちょう)に姓名を自筆して献納したと伝えられる。もとは家康の祖・松平親忠(まつだいらちかただ)が武運長久(ぶうんちょうきゅう)、子孫繁栄を祈願して建立した安城松平家の守護神。安城松平家から家康を輩出したことからその後、松平氏・徳川氏の祈願所となった。家康の父祖ならびに家康自身も大きな合戦の前には必ず祈願して出陣したという。家康は慶長16年(1611)に本殿を造営。寛永13年(1636)、三代将軍徳川家光(とくがわいえみつ)は、家康の造営した本殿に造営する形で社殿を改築。華麗な彩色が施された権現造りとした。現存する社殿はこの時のもの。本殿、幣殿(へいでん)、拝殿(はいでん)、透塀(すかしべい)、御供所(ごくしょ)、随身門(ずいしんもん)、神橋、鳥居が国の重要文化財に指定されている。

戦国勝の一押しPOINT

伊賀八幡宮は岡崎城と大樹寺を結ぶ南北の直線線上に位置する。これは北辰北斗(ほくしんほくと)信仰に基ずくもので神橋、随身門、社殿も南北一直線上に配置されている。神橋が架かる蓮池は毎年7月頃が見ごろになる。神域を守る随身様が両側に祀られている随身門は、愛知県内では唯一の存在。社殿群は瑞垣(みずがき)囲まれて入れないが、早朝(6時~8時30分)の参拝に限り、瑞垣内に入ることができる(要問合せ)。

住所:岡崎市伊賀町東郷中86
アクセス:愛知環状鉄道「北岡崎」駅より徒歩約10分
駐車場:あり

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