天正12年(1584)、徳川家康と羽柴(豊臣)秀吉が戦った「小牧・長久手の戦い」。このうち家康が勝利した「蟹江城合戦(蟹江合戦)」の舞台。かつて城の南側は伊勢湾に面し、海上交通の要衝地だった。秀吉方の滝川一益(たきがわかずます)軍が海上から奇襲し城を占拠したが、織田信雄(おだのぶかつ)・徳川家康連合軍の反撃により一益は降伏。城は連合軍の手に奪還された。翌天正13年(1585)の天正大地震により、城は壊滅し廃城になったといわれる。
城址公園に石碑が立つ。公園から西方30m先に本丸井戸跡がある。北西50m先にある蟹江町歴史民俗資料館では蟹江城合戦の資料展示がある。
住所:海部郡蟹江町城1-111
アクセス:JR関西本線「蟹江」駅下車、徒歩約15分
駐車場:なし