永禄9年(1566)、徳川家康が、厄除け、開運祈願のため上野国新田(現・群馬県太田市)より勧請したと伝わる社。家康祖父・松平清康(まつだいらきよやす)は、自らの祖を新田源氏(にったげんじ)と称していたことから、家康もこれに習った。家康が25歳の厄除祈願の時、石鳥居(自然石鳥居)をくぐったところ、かかっていた疱瘡(ほうそう)が完治しことから、現在も毎年6月30日の夏越の神事では厄除祈願の茅輪くぐりとともに石鳥居くぐりが行われている。江戸時代、岡崎城の白山曲輪が整備された際、その名称の由来になった。
家康ゆかりの石鳥居の後方に扇形に彫刻された石がある。その要の穴から鳥居越しに岡崎城天守を望むことができる。
住所:岡崎市康生町345-1
アクセス:名鉄名古屋本線「岡崎公園前」駅下車、徒歩約7分
駐車場:あり