若き徳川家康(当時は松平元信)が初陣にあたり、戦勝祈願した社。また「三河一向一揆」との戦いの際、一向一揆門徒衆に追われた家康が洞窟に身を隠した難を逃れたという逸話も残る。洞窟は「鳩ヶ窟(はとがくつ)」と呼ばれ、敵兵が洞窟から鳩が飛び去ったのを見て人はいないと判断し、隠れた家康の危機を救ったことにちなむ。このことにより八幡宮の山を御身隠山(おみかくしやま)とも呼ぶ。
鳩が窟は神域のため立入は禁止だが、正面から入り口を見ることができる。また家康の逸話にちなみ、拝殿の蟇股(かえるまた)には、2羽の鳩が飛び立つ図が彫られている。
住所:岡崎市舞木町宮下8
アクセス:名鉄名古屋本線「山中」駅下車、徒歩約15分
駐車場:あり