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東条城

三河平定を目指した徳川家康が攻略した城

今川氏から独立し、三河平定を目指した徳川家康(当時は松平元康)が攻略した城。家康と敵対した吉良義昭(きらよしあきら)の居城。家康は小牧砦に本陣を置き、一族の青野松平氏らとともに藤波畷(ふじなみなわて)の戦いで吉良軍を打ち破った。義昭は降伏したが「三河一向一揆」の際、一時城を奪還し、家康と対峙したが再び敗れた。戦後は青野松平家の居城となった(青野松平家は入城後、東条松平家と呼ばれた)。城跡は古城公園として整備され、かつては城門や模擬櫓が復元されていたが老朽化のため撤去されている。

戦国勝の一押しPOINT

城跡には曲輪や土塁など遺構が一部残る。城から西北300m先に道沿いに藤波畷古戦場の石碑、
さらに西北1.5km先に東条吉良家菩提寺の花岳寺(かがくじ)、吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしひさ)ゆかりの華蔵寺(けぞうじ)、また西南1.6km先に小牧砦跡(小牧陣屋跡)がある。

住所:西尾市吉良町駮馬字城山地内(古城公園)
アクセス:名鉄西尾線「上横須賀」駅下車、徒歩約20分
駐車場:あり

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