徳川家康(東照大権現)を祭神に祀る社。正保3年(1646)、三代将軍徳川家光(とくがわいえみつ)により岡崎城の鬼門(きもん)を守護する瀧山寺境内に創建された。日光東照宮・久能山東照宮とともに「日本三東照宮」に数えられる。瀧山寺本堂よりも一段高い所にあり、本殿のほか、拝殿・幣殿(はいでん・へいでん)、中門、鳥居、水屋が国重要文化財に指定されている。
*「日本三大東照宮」は本宮の日光東照宮、御遺体を祀る久能山東照宮以外の社は諸説ある。
現在、本殿、拝殿・幣殿、中門の保存修理が約50年ぶりに順次行われている。屋根の吹き替えや彩色の塗り直しを行う。見学は土日のみ。また順次修理を行っているため、一部拝観不可となる場合がある(見学の際は要確認のこと)。なお、瀧山寺は、鎌倉時代に活躍した仏師・運慶(うんけい)、湛慶(たんけい)作の聖観音(せいかんのん)、菩薩(ぼさつ)、帝釈天(たいしゃくてん)の三尊像を寺宝とする古刹。寺宝は宝物殿で拝観できる。
住所:岡崎市滝町山籠117
アクセス:名鉄名古屋本線「東岡崎」駅から名鉄バス大沼行他「滝山寺下」バス停下車、徒歩約10分
駐車場:あり